ポンペイ展に行った話。
るあしーです。
東京国立博物館にて 1/14 (金) ~ 4/3 (日) で「ポンペイ展」が開催されています。
いちローマ市民として行かないわけにはいきません。
さっそく行きました。
自分用のメモのつもりなので読む価値はない。
展示会場1作品目。
奥の映像に見えた現在のヴェスヴィオ山との対比が面白い。
山の勢いある筆跡、また私の信仰する酒神 Bacchus のともすれば面白くもある姿、入り口に飾るにはふさわしい作品。
12. ポリュクレイトス「槍を持つ人」
エロい。
私の貧相な語彙力ではこの単語しか出てこないと同時に、逆にこれほどまでにこの単語がふさわしいものも見たことがない。
大理石像、正直これまであまり興味はなかったんですよね。
でもこれを見たとたんに印象がガラッと変わりました。
胴体の筋肉は脇腹の部分などやや非現実的でもありながら、躍動感あふれる形。
腕に生々しく浮き出る何本かの血管。
それら細部を包みまとめる、全身のなめらかな形状。
最高です。エロい。
とりあえずこれだけでも見る価値はあると思う。
14. 日時計
ギリシア文字が使われているのが印象的。
私はあまりローマ史に明るくないので直前まで知らなかったのですが、ポンペイはローマの同盟市になった紀元前3世紀(ごろ?)以降もある程度は独立した権限や政治が行われていたんですね。Romanization が急速に進行したのは紀元前1世紀の同盟市戦争以降だとか。
この作品は紀元後1世紀のものですが、もともとあったギリシア文化の影響なのか、それともカッコいい感じにしたかったのか。現代の私たちも時計とかでローマ数字使いたいときありますからね。
18. ビキニのウェヌス
整った顔立ち、丸みのある身体、いやぁ、完璧。
あと現代まで金の装飾が残ってるの凄いと思います。
Venus を支えるのは Cupido と Priapus の二神。
Cupido はキューピッドとも呼ばれますね。
ラテン語 cupio 「欲する」とのつながりがあり、ギリシアの神 Eros と同一神らしいですね(後者は知りませんでした)。
これ以外にも様々な作品で登場しているのが印象的でした。やや下働きに近いような働きをしているのも印象的でした、気のせい?
Priapus は豊穣の神。
この神様を見分けるのに一番わかりやすいのは彼の巨大な男性器でしょう。
豊穣、生殖能力の象徴であると同時に、農場に盗みに入った人を攻撃する「武器」にもなっていました。
もっとも、この作品では今や彼の生殖器は欠損してしまっていますが、陰茎周辺にも金の装飾が施されていることからも、その重要性が窺い知ることができる気がします。
21~23. イシス神官についての諸作品
イシス信仰全然知らね~~~~~~~~、確か割と新宗教でそこまで歓迎されていた印象はないんだけれども分からない、勉強しなおします……
25. 俳優(女性役、おそらく遊女)
なんで遊女ってわかったんでしょうね、ぱっと見で服装がトーガかと思ったんだけど勘違いっぽいし……
31. 円形闘技場での乱闘
当時の人にとっての10年ってどのくらいの長さだったのだろうなぁと思いを馳せていました。
35. ブドウ摘みを表わした小アンフォラ(通称「青の壺」)
Ara pacis Augustae「アウグストゥスの平和の祭壇」のモチーフ、これ書きながら初めて知りました。
写真で見るとそれほど興味をそそられないんだけど、実際に見るとその精緻さに驚く。
39. 女性頭部形オイノコエ
欲しい。
42. ライオン形3本脚付きモザイク天板テーブル
欲しい。
なぜか印象に残っていたので理由を考えていたんだけど、なんていうんだろ、この作品がいちばん、2000年前にポンペイの街で人々が暮らしていたことを実感させてくれたんだと思う。
まさに、「そこに、いた。」
……って思ってからよくよく説明文見たら、もともと天板のモザイクがは床にあったもので、18~19世紀にテーブルとして作り替えられたんだってね。
はずかし、はずかし。
44. エピクロスの胸像
エピクロス先生!かっこいい。
60. 賃貸広告文
ラテン語読めるようになりたい。
68. 奴隷の拘束具
割とエグい使い方ですね……
71. 金庫
思ったより大きくてびっくり。
確かにこれがアトリウムに飾ってあればそれは権力の誇示になりそう。
72~75. 諸硬貨
硬貨から読み取れる情報量の多さは某書籍で学びました。
でもやっぱり実物は小さくてうまく読み取れないね……
図録には大きめ綺麗に印刷されていて大満足。
86~89. 炭化した食品
ここまできれいに形を保って現代まで残るとは驚き。
当時のレシピも調べたら出てくるかな、パン焼きたいな…
90. パン屋の店先
つい最近テルモポリウムが発掘されたというニュースがありましたが、割とそれの雰囲気に近い印象。
絵画に残る当時の生活と、遺跡に残る当時の建物が結びつき、少し楽しくなりました。
135. 男性胸像
ドラマ『ROME』の主人公そっくりで笑ってしまった。
139. サテュロスのオスキルム(吊り飾り)
こちらに描かれた Priapus にはその特徴的な男性器がはっきり見て取れますね、サテュロスのイメージとも合致しています。
邸宅の再現とかもあったけどまあこんなもんかという感じではあった。
まあ部分的にしか再現できないだろうし仕方ない。
全体的には大満足。
気に入った作品をもう一度見に行くのもありかもなぁ。(閉まったりとかしなければ)
ラテン語を学習している話。
るあしーです。
この前の春休みから、ラテン語を学習しはじめました。
3Sも終わったので、とりあえず記録を残しておきます。
きっかけ
あれは確か、春休みを前にした駒場書籍部の割引セールのときだったように思います。書籍部をうろつきながら、本を探していた私の目に、ある1冊の本が飛び込んできました。
「はじめてのラテン語」。レジ横の新書コーナーに、フランス語、ドイツ語、中国語、エトセトラエトセトラ、有名な言語たちと共に並んでおりました。
なぜあのとき興味を惹かれたのかは自分でも分かりません。分かりませんが、私がその本に、というよりもラテン語に、その瞬間惹かれてしまったことだけは確かです。
悩みました。買うか買わないか。30分くらい。レジので。少しうろついてもすぐにまたそこに戻って。悩みました。悩んで悩んで悩んで、結局近くに並んでいた「中国人のこころ」という本を買いました。「はじめてのラテン語」は、買いませんでした。
そのほか数冊の本も合わせ、買った本をさっそく読むために図書館に。席につき、本を読み進めるも、心の中に、ラテン語のことがどうしてもひっかかってしまいます。大人しく諦め、ラテン語のコーナーを探すべく検索用の端末に向かいました。
図書館の3階なんてこれまでほとんど使ったことすらありませんでした。その一番奥、そこにラテン語やギリシア語、モンゴル語、いわゆるマイナー言語たちの本が並ぶ一角がありました。
どれが良いのかなぁ。さっきの「はじめてのラテン語」、じっくり読んでみるとどうも情報量がなぁ。そう思って何冊か適当にめくり、そこで出会ったのが「ラテン語のしくみ」。
なんというか、びっくりする本でした。細かなことは後で書きますが、もうそれはびっくりですよ。一目惚れのような感覚を覚え、同じ著者の「ラテン語とギリシア語を同時に学ぶ」と一緒に借りることに。そこからずぶずぶとラテン語にハマっていきました。
時系列
2月中旬:ラテン語のしくみ を読む
3月初旬:基本から学ぶラテン語 をやり始める
4月上旬:DuolingoのLatinコースをやり始める
4月中旬:前期教養のラテン語の授業に出てみる(結局4回くらいしか出なかった)
4月下旬:ローマ史を学び始める
5月初旬:接続法に入る辺りで力尽きる
5月中旬:しっかり学ぶ初級ラテン語 を始める
6月中旬:モチベが下がってくる
7月中旬:現実逃避の一環としてラテン語を再開する
ラテン語やってみた雑感
め~~~~っちゃ面白い。
まともに取り組んだ(≠身に付けた)言語は日本語・英語・中国語に続いて4つ目なんですが、活用も格変化も他と比べて圧倒的に豊かなんですよね。
実際に読むときにはどこがどこを修飾しているのかまるでパズルを解くかのようにしていくんですが、その過程もまた面白い。古代の人間に思いを馳せながら、時にはそのハチャメチャな語順にブチギレながら、1文1文じっくりと読んでいくのは、他の言語ではなかなかできない体験です。
まあ活用や格変化を覚えるのがクソ大変なんですけどね。
格変化は主・属・与・対・奪(・呼)の5(6)種、それに男性・女性・中性の区別が加わったものが、名詞では5種、形容詞では3種+αある。
活用に関しては、現在・未完了過去・未来・過去・過去完了・未来完了の6種に能動・受動の区別、加えて直説法・接続法の区別があり、それも変化の仕方が5種ほどある。しかも完了形については形が不規則。
正直まだ覚えてない。
あと接続法がめちゃしんどい。高校で仮定法を習ったときに時制どうすんねん!!!ってなった記憶を思い出してほしい、それを10倍くらいにした感覚。毎回ここで詰まる。
まあでも非常に面白いし、同時にローマ史とかも勉強してみると本当に魅了される。
「ローマ史には歴史のすべてが詰まっている」なんて言葉を言っている人もいますが、まさにそんな感じ。いや知らんけど。
あと、文法に偏重した勉強をしているから、単語とか殆ど覚えてない。数詞を言えない。全く。
各書籍の感想
ラテン語関連
・ラテン語のしくみ
僕がラテン語に出会った本であり、個人的には非常に好き。複雑な部分を省いて「しくみ」を教えてくれる本。活用を完璧に覚える必要も、単語の意味を覚える必要もない。ただ、その言語がどういうものなのか、基礎的な部分を教えてくれる。
これを読みながら「us, e, i, o, um, o」って繰り返し言っていたのを今でも思い出せますよ。ここまで格変化に支配される言語をちゃんと知るのは初めてだったので、興奮しながら読み進めていったのを覚えています。
・基本から学ぶラテン語
そんなわけで、真面目にやってみようと、文法書を購入することに。Webでいろいろ調べていると、どうやら最近発売されたこの本が比較的良いかもしれないな、と思い購入することに。
中身は黒と赤の二色刷り。最低限の基本事項がまとまっている本です。徹底的に活用表を眺めて、喋って、覚えて、書いて、書いて、書いて、覚えるには非常に良いと思う。
ただ、例文や問題の数が少ないのと、一部の文法事項が随分と簡略化されてしまっていることが気がかりでした。特に接続法の部分。
・しっかり学ぶ初級ラテン語
だんだんモチベが下がってきた5月、気分転換に別の本を買ってみようと本屋さんへ。そこで出会ったのがこの本です。
例文は500個、練習問題は200個。十分すぎるくらいにあります。しかもそれらの例文の多くは有名な書籍から引用されたものであり、それぞれの文に対して丁寧な説明がされています。一見するとびっしり詰まった文章量に圧倒されてしまいそうなのですが、いざ読み進めてみるとそれも気にならず、まるで授業を受けているかのような感覚で楽しみながら進めることができました。あと、単語の意味がそれぞれの文章の下に書かれているのが良いです。単語の意味に煩わされることもなく、文法事項に集中できます。
ただし難点もいくつか。「有名な書籍から引用」と先ほど言いましたが、ラテン語とは格変化に支配された言語、即ち語順もバラバラ、どこの形容詞がどこの名詞に係るのか、省略されている語がどれなのか、本当に難しい。『基本から学ぶラテン語』で育ったゆとり世代の私には衝撃的でした。まあそこがラテン語の面白いところでもあるんですけどね。
あと、未修の文法事項が序盤で若干登場することがあるので、1冊目がこれだと少し難しそうだなぁと感じました。
もう一つ、単語の意味が書かれているというこの本の特徴、良く言えば文法事項に集中できるのですが、悪く言うと単語の意味を全く覚えなくなってしまうんですね。まあそれは僕の取り組み方があまりに杜撰だからかもしれませんが……
今は接続法の部分を残すのみとなっています。そこがクソ重いんですが。
・ニューエクスプレス ラテン語
読み物。暇なときに適当なページをめくって適当に読むと楽しい。
CDの音声、あれどうなんですか?あまりに質が低いと個人的には感じたのですが。
ローマ史関連
・教養としてのローマ史の読み方
ラテン語をやっている途中で、ふと「もしかしてローマ史もやった方がよいんじゃないか?」と思ったので試しに購入してみたのがこの本。
これ読むまでは僕はローマの事全く知らなかったんですよね。共和制から帝政への変化があったことも知りませんでしたし、いつからいつまで続いたのかも知りませんでした。そんな僕でも非常に楽しみながらサクサク読めたのがこの本。
この一冊で一気にのめり込んだ気がします。
・ローマ帝国人物列伝
というわけで同じ著者のこの本を図書館で借りる。
1冊目で見た登場人物たちのまた別の一面だったり、知らなかった人物の活躍だったりが見れてそれなりに楽しく読めました。
・ローマ人に学ぶ
この本も上と同じタイミング。
どうなんだろ、この本ならではの面白さもあったんだけど、上二つに比べたら印象は薄いかな…
・教養としての「世界史」の読み方
世界史と銘打ってはいるけれども、著者が上の3冊と同じローマ史の研究者だから結構ローマ史に触れている本。
内容自体は面白かったんだけど、ん?と首をかしげてしまう記述もちらほら。ここら辺から、あまり一人の著者ばかりに頼り切ると危ういのだなぁということを学び始める。たぶんこれ学問をやるうえでは必須の姿勢なんですけどね、歴史をこれまで全く学んだことが無かったから今更になってこれに気付きました。
・古代ローマ人の24時間
すごい。今度買いたい。
名前の通り、ローマ人の24時間を追った本。何時に起きて何をして、仕事に行って、遊んで、夕飯に招待されて、夜はいろいろなことをして、と。情景描写も素晴らしく、文章を追っていくと、まるで自分が古代ローマにいるかのように目の前にその光景が浮かび上がってくる。
本当に面白いので、ぜひ読んでみて欲しい。
・古代ローマ帝国 1万5000キロの旅
上と同じ著者の本。北はイギリス、南はアフリカ大陸にまでわたり、地中海をMare Nostrum(我らが海)と呼ぶほどにその勢力を拡大した古代ローマ帝国の各地方をめぐる旅。
図書館の返却期限までに読み切れなかったので感想は無し。面白いけど長い…
・古代ローマ人の愛と性
名前で惹かれて借りてみた。上と同じ著者。
現代には現代の性規範があるように、古代ローマには古代ローマの性規範がある。そしてそれは、当時の人たちからしたら当たり前であるようなものだが、現代人からしてみたら珍妙であるものも多い。そんな古代の愛と性に着目し、当時の恋愛とは、結婚とは、浮気とは、売春宿とは、そんな話を追った本。
これも非常に面白い本。ただ内容が上の本と少し被る部分があったのが少し残念だったかな…
その他
・Duolingo Latin Course
語彙力を身に付ける、格変化を身体に染み込ませる、その目的でなら良いとは思う。
でも動詞がクソ。直説法現在形の6つしか出てこない。せめて未完了過去とかさぁ……(たぶん英語でこのニュアンスを出すのが難しいからだと思うんだけど)
ラテン語に慣れるには良いとは思うんだけど、活用ももうちょっとカバーして欲しかったなぁ、って。強くはお勧めできない。
・NHKのイタリア語講座
ラテン語とイタリア語ってびっくりするくらい似てるんですよね。いやまあイタリア語には確か格変化はそこまでないはずなんだけど。
たとえば動詞の形であったり、活用であったり、この番組を見ているととても為になることが多い。休憩がてら見ると良いかも。
これから
某におススメされた Wheelock's Latin を買いました。金の力でモチベを無理やり上げて、夏休み中にもうちょっと進捗を生みたいな。
これまでは文法偏重(文法を覚えたとは言ってない)だったので、しっかり語彙力を付けて行きたい。
まああくまで趣味だからね。焦らずのんびりやっていきますよ。
人生2度目のドライブの話。
るあしーです。
静岡の方へドライブに行ってきました。
1.なんで?
遡ること2週間前、なぜか12/11(水)にレンタカーの予約を入れました。
なんも考えずにレンタカーの予約を入れた
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年11月27日
まあ夜にバイトがあるものの全休ですし、後からキャンセルも出来ますし、6時間くらい借りて奥多摩行くか~~~くらいの気持ちだったんでしょう。
12/8(日)、13時に起きたるあしーはこのことをやっと思い出しました。さてどうしようか、夜にバイトあるからしんどいよなぁ。うーん、他の曜日に変えるのも難しいよなぁ、月木金は必修、土日は混むし、火曜も4限授業5限ゼミ……ん、ん?今週はゼミは水曜に移ったんだったっけか……?なら火曜でええやん!あれ?4限は?
日曜の夜、こんなノリで火曜日に予約を変更。月曜日の起床に失敗したことでキャンセル期限を過ぎ、行かざるを得ない状況に。
時間は朝8時からたっぷり12時間。さわやかを食べに行きたくなったので行先も沼津のあたりに変更。ついでに江の島あたりの海岸線沿いを走りたいのでルートを少し遠回りに。高速は高いから下道で。あとはその場のノリで決める、あまりに唐突な旅行をすることになりました。
2.ルート
・府中駅~江の島
・江の島~さわやか
・さわやか~芦ノ湖スカイライン
・芦ノ湖スカイライン~府中駅
3.なかみ
ドライブの弱点、写真が撮れないこと。
文章多めになっているけれども、ゆるしてにゃん。
・はじまり
8:00に府中駅に出向き、レンタカーを借りる。都心で借りると交通量が多くて怖いうえ、府中なら少しは目的地に近いため。
車種はスズキのソリオ。
車の感想をここで書いてしまうと、正直前に借りたデミオの方が楽しかった。けれどもこの子はこの子で良いところがあって、車内は広かったし、コンパクトだから扱いやすかった。まるで自分の手足を動かしているかのような、とまではいかないまでも、基本的に思った通りの動きをしてくれた。便利さという点ではデミオに圧勝していたから、日常的に車を使うとしたらこういう車の方が良いのかな。
エンジンブレーキがLしかなくて、少し悲しかった。2が欲しかった……
ちなみにデミオはマニュアルっぽい操作が可能だったんだよね。最初何のことか分からず適当に弄ってたけど、後から考えてみたらM1~M4ってギアのことかぁと納得。加えてデミオはスポーツモードも入ってたから、なんというかめちゃくちゃ楽しかった。ところでディーゼルデミオってどうなんですか?トルク値がえぐかったんですが……一度乗ってみたい。
・府中駅~江の島
最初はおっかなびっくり運転しつつも、競馬場とか多摩川とか見れて楽しかった。
今、神奈川県町田市にいます
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年12月10日
ところで人間、サイドブレーキを戻し忘れがち。このツイートの直後にやらかした。なーんかクリープが起こらないなぁ、変なアラートなってるなぁ、と思ったらこれ。
そのあとどこかで曲がる箇所を間違えて、20分くらいロスした。まあこれから挽回するから誤差だよ誤差。
ここが問題の地点。このあと高架をくぐったら二車線で左側は左折専用なんだけど、進む方向は直進なのよね。はい。また間違えた。
しかもこの場所、江の島へのちょうど入り口のような場所だから、死ぬほど混む。おまけに道を間違えたからわき道からの合流になり、信号が貧弱。死にそう。誇張抜きに10分は全く動けず、20分は伸びた。これは誤差ではない。
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年12月10日
潮の香りがするぜ……
ここが問題の地点2。この地点では工事が行われていたのですが、危なげな自転車をよけつつアワアワしていたら信号が変わってしまい、クソ迷惑な場所に止まってしまった。それを見かねた警備員のおじさんがカラーコーンをどかしたりして助けてくれて、本当にありがたかった。ごめんなさい。
・江の島~さわやか
目的地の一つ、国道134号線。
えー、最高か?ちょうど空も晴れ始め、「海の景色」と言って皆が思い浮かべるようなあまりに美しい景色を見ることが出来た。もっとも、運転中だから殆ど見れないんだけどね。
西湘バイパスに入る辺りで外れた。というのも、恐らく有料回避のルートを検索していたから。でもめっちゃ景色綺麗だったから、帰りに見ようっと。
その後、箱根新道へ。
工事中で片側車線しか使えない場所が多く、けっこう時間を食った。
山道だから大変そうだなぁ程度にしか思っていなかったんだけれども、正直ここら辺が今回の景色で一番だった。箱根の山々をすり抜けていくルートであり、森ということは木、木ということは紅葉、つまり丁度シーズンの紅葉を浴びるように眺めながらワインディングロードを進んでいくことができた。加えて途中からは2つ前の車も見えないような霧も加わり、これでもかというほど幻想的な光景だった。
道中芦ノ湖スカイラインの入り口があった。以前行こうとしていたのはここであり、丁度晴れてきたこともあって、でも空腹には勝てず、帰りに時間があれば寄ろうと決意。
そして箱根新道を抜けたあたり、目の前に見えるは雄大な富士山。僕は山梨の人間なので圧倒的に宝永山は無い方が好きなんだけれども、これはこれで悪くないなぁと思えた。ちなみにあの位置からだと、丁度富士山のど真ん中に宝永の火口が位置するように見えて、古傷を負った富士山っぽい感じ。
あとは適当に下り、伊豆獣姦縦貫自動車道を通り、ぶおおおおおん、道に迷いつつもさわやか長泉店に到着。
こいつがどうしてげんこつハンバーグと呼ばれるのかをようやく理解しました。
味はもちろん最高。これで1210円って安すぎるんだよな。でもパンもゼリーも頼んじゃったから結局高くなった。パンが美味しいと評判だったんだけれども、もうこれは美味しすぎる。ぜひパンもライスも両方頼んでほしい。
でも焼き石の熱さがもうちょっと続くと嬉しかったなぁ。
これが今回の目的地②であり、このためだけに来たと言っても過言ではない。
胃袋がさわやかハンバーグ以外を受け入れない身体になってしまったな、可及的速やかに摂取しないと
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年12月8日
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年12月10日
こんなこと言ってるけど、めっちゃ楽しい
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年12月10日
もう既に楽しみ尽くした感がある
行く価値ありますよ、4限をブッチしてでも。
・さわやか~芦ノ湖スカイライン
食べ終わって14:30、時間はありそうなので(本当に?)芦ノ湖スカイラインへ。なーんか雲行きが不穏ですねぇ……
入場料は670円くらい。入り口のおじさんに「いやー雲すごいっすねー!」って言ったり「気を付けてねー」って言われたり。いざ、スカイラインへ。
うわあああああこれが富士山ですか!?!??!?????素晴らしい景色ですね!!!!!!!!!??!?!??????!???!!!!!!!これにてドライブ終了です!!!!!!ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!キレた
見事にビギってますねぇ……*1
でもワインディングがとても良い感じで、ドライブ自体は楽しかった。
さて、ここからどう帰れば良いんだ?わからない。とりあえず適当な場所に車を止め、調べる。ここでちゃんと調べておけば……
・芦ノ湖スカイライン~府中駅
とりあえずナビの奴隷と化し、ひたすら辿ることに。どんどん道が……
そして入るは県道732号線。
もうとにかく怖い。「印象に残った」という点ではここが一番。頭おかしい。きっとここが箱根新道に対する旧道なんだろうなぁと思った。これまでの人生でここまで死を覚悟した経験はないかもしれない。
細い道を潜り抜け一息ついたところでちらっとナビを見たら下のような道が見えた時の僕の絶望感があなたに分かりますか?
以下のサイトも参考になるでしょう。読むだけで思い出してしまう。
https://www.goshuinbukuro.com/entry/2016/09/11/202634
普通に曲がっても遠心力でソリオたんが倒れてしまいそうな感じ。エンジンブレーキ前回、ビビりビビり通っていった。
楽しいには楽しいけれども、死ぬ。少なくともあの車高で通ると本当に倒れかねない。
そのあとの道も一車線だったりした。まじでやめてくれ。
そのあとは来た道を逆戻りする感じで。西湘バイパスも通った。まあ天気がアレなので景色はお察し。
もう後は帰るだけ。そう思っていたのが間違いだった……!
この部分、明らかに道に迷っていますね。迷いました。
そしてこのミスが痛い。ただでさえ渋滞でギリギリなうえこんな遠回りをしては、下道だけでは間に合わない。仕方なく圏央道と中央道を使いました。2000円の出費。
いやぁ、田舎の高速道路は車が少なくて良いですね。めっちゃ快適に速度を出せる。まあトラックは怖いけど。
高速、「時間を金で買う」感じがする。あと個人的にはドライブの楽しみが削れるのが少し寂しい。
・おわり
無事帰着。
走行距離は約260km。8:00に借りて19:30まで、さわやかとコンビニを除けばずっと乗っていたから、運転は10時間くらい?
4.おわりに
運転初心者が初っ端からこんな長距離運転をするもんではありません。感想を書いている今も疲れで頭がぐわんぐわんする。
でも、楽しかった。そりゃ怖いし、時間もお金もかかるし、迷うし、疲れるけれども、期待していたものを楽しめ、思いがけない出会いがあり、本当に楽しい。また行きたいな。
でも高速使わないと碌なところに行けないのよね……房総半島とかどうだろうか。あと三浦半島で海鮮食べたい。
*1:https://dic.nicovideo.jp/a/rta%28%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E7%99%BB%E5%B1%B1%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AF%29の用語集を参照。ムダツモ知っている人ならビギニングオブザコスモスで通じるか。
タイムズレッスンを受けた話。
るあしーです。
最近なかなか勉強できていない。
タイムズはご存知でしょう。パーキングが主なサービスの印象がありますが、レンタカー、カーシェア、etc...いろいろやっている会社です。
そんな会社ですが、現在「タイムズレッスン」なるサービスを提供しています。大雑把に言うと、普段車に乗っていない初心者を対象として駐車の練習をしてもらうものです。料金はなんと無料。関東圏を主として、定期的に開催しています。
近いうちに車に乗る予定ができた私ですが、教習所を卒業して以来殆ど車には乗れていない現状、普通の走行ならともかくとして、繊細な技術が要求される駐車は間違いなく無理。そんなわけで試しに池袋まで足を伸ばし、練習をしてきました。
予約
https://www.timesclub.jp/member/view/open/tdlesson/list.jsp
ここのページをみつつ予約しましょう。
ちょくちょく更新され、特に都内ではすぐ予約が埋まってしまうので、早めの予約をおすすめします。
平日昼の開催が多いので、授業の多い人はなかなか大変かもしれませんね。
レッスン
集合時間の10分前には行きましょう。時間が無くて池袋の街を激走した僕のようにはならないでください。
受付をすると、誓約書的なやつを書かされます。免許証を見せ、いよいよスタート。
車はトヨタのAQUAでした。キーを回すとバルンルンルンルーンってなるのを期待していたのですが、少し残念。ハイブリッドの時代に逆行するようで申し訳ないのですが、マイカーを買うとしたらちゃんとエンジン音のする車にしたいですね。
会場はタイムズの所有する駐車場の一角。教習仕様にはなっているものの、他の車も一部置いてあって緊張感があります。
指導員の方から、駐車の際の流れをまず説明していただきます。最初はひとつひとつ手順を踏みながら、それ以降は自分で、何度も何度も駐車場に入れては出て入れては出ての繰り返し。あまりに久々の車で車体感覚とか完全に忘れてしまっていて、ゆっくりとしか動けず……それでもえいっとハンドルを回す感覚はやはり楽しかったですね。20分があっという間に過ぎていきました。
おわり
タイムズレッスン、どうしても教習ではおろそかにされがちな駐車を安全に練習できるとてもよい機会のように感じました。近いうちの有料化を検討しているそうなので、気になる方は気軽に足を運んでみると良いと思います。
今週末のドライブ、楽しみですね。頑張るぞい!
TOEFL iBTを受けた話。
るあしーです。
TOEFL iBTを受けてきました。
1.きっかけ
東大には「Go Global Gateway」なるプログラムが存在します*1。グローバル化の叫ばれる昨今、このようなプログラムができるのはごく自然ですし、内容自体も悪くないものが並んでいるような気がするのですが、怠惰な僕は殆ど参加できていません。
そんな僕でも、いや人間ならだれでも心惹かれる、非常に分かり易く見返りも大きい企画があるとき出されました。曰く、TOEFL iBTもしくはIELTSの受験料をほぼ全額支援する、と。
ご存じの通りこれら二つのテストは頭のおかしい 法外な高い金額を要求してきます。今のレートなら¥26,000ほどでしょうか。たいして英語力に自信のない中こんな大金を自己負担して受験するほど僕も頭が弱くはありません。しかし他人の払う金なら話は別です。即座に申し込みをして、受験日は夏休みの終わり際、9/22(日)に設定。
受けるからには、と僕にしては珍しくやる気を出し*2て対策することに。どんなことをしたのかは下に。
2.前日まで
何やったっけな。思い出せる限りで書いてみる。
・単語帳
まずは単語から補強しよう、という安易な発想。受験期に使っていた単語帳はDUOだったのですが、あの例文形式の大ファンの僕は他の形式で学ぶことが出来なくなってしまいました。そんなわけで本屋で数時間かけて漁った挙句に「最強の英単語 Vol.3」を購入しました。
この単語帳ですが、3000単語中の半分はDUOと同じ形式なので、他に比べるとマシかなぁという第一印象。実際にやってみると、やはりこの形式がハマる。最初の500単語はサクサク進む。次の500単語は一般的な感じの単語帳だったのだけれども、ここでやる気が潰え結局この辺で挫折。これ例文の部分だけで進めたほうがよかったかもなぁ。
・DMM英会話
Speakingをやるにはこれだろなぁという発想から。結局1回しかやってないや。
1回やった感想だけれども、なかなか楽しかった。普段英語を使わない分、英語で話すというのはかなり新鮮な体験で、たまにやるなら良いかなぁという感じだった。
・Audible
AmazonにはAudibleというサービスがあります。有名な本を「読む」のではなく「聞く」ことで楽しもうという趣旨。正直僕はなんでわざわざ速度も自由度も制限される音の形式で本を摂取しなくちゃならないんだと初め小馬鹿ににしていたのですが、ふと気付く、これ洋書ならリスニングの練習になるのでは?と。
ちょうど無料で試せるキャンペーン中だったので、さっそく契約。何を聞こうか、いろいろ考えたけれども、少なくとも僕は初見の文章を音声だけで理解できる自信が殆どない。そうすると既読の本に限られ、その時自然と思い浮かんだのはR.P.Feynman氏の「Surely You're Joking, Mr.Feynman!」。高校時代に読んだことがあり、短編集だから気軽に聞ける、内容も面白い、これしかない!と即購入。
少しやってみた感想だけれども、これ滅茶苦茶面白い。リスニング教材として極めて優秀なように感じた。僕の好きな話は、Feynman氏が日本に来た"Would you solve the Dirac Equation?"と、マンハッタン計画時代の”Los Alamos from below”。"Lucky Numbers"も面白いけれども、口頭で数式を言われても流石に再現しきれなくて難しかった。
・Podcast
ラジオみたいな番組がいくつもあって、英語に耳を慣らすにはとても良い。僕はHapa英会話を主に使ってたけれども、それなりに役に立ったようには思う。他にも教材は沢山あるので、自分の好きな番組を探すと良さそう。
・TOEFL模試
公式で販売している"TOEFL practice online"と、旺文社から出ていた「TOEFL iBT テスト本番模試」を購入。TOEFL iBTテストは2019年の8月から形式が若干変更になったのですが、旺文社の方はそれにまだ対応していなかったので、前者の方は新形式を理解する目的とSpeaking&Writingの採点の為に利用しました。
旺文社のはまあ悪くはなさそう。コスパはなかなかだと思う。
TOEFL practice onlineの方だけれども、SpeakingとWritingは人による採点をしてくれるのだと僕はすっかり勘違いしていました。実際には機械による採点で、正直精度がどうなのかよく分からない。あとテストを受けている間ずっと1分おきにPCのエラー音が鳴り響いていて、僕のPCが悪いのかTOEFL側が悪いのか良く分からないけどともかくextremely irritatingでした。僕がここまで苛立ちを募らせたのは随分と久々のこと。
・結局なにをすればよいのか?
体感ですが、TOEFLの試験はそこまで語彙力を要求されないように思います。Readingの問題の中に単語の意味を答えさせるものが殆どでした。単語帳をやるのが悪いこととは言いませんが、ことTOEFLの対策においては僕みたいに1か月前から始めるような愚かなことはする必要が無いように思います。
それよりもSpeakingを練習すべきだったように感じます。大学受験を乗り越えた日本人ならたぶんReadingListeningWritingはいうてそこまでひどくはならないと思うんですよ。Speakingが一番環境も揃いにくいし、なにより内容が難しい。文脈を正しく把握しているかを問うもの、意見を簡潔に論理的に述べるものが多いので、例え日本語であったとしても訓練が必要です。普段から自分の意見を筋道立てて話す練習をしましょう。がんばろうね。
3.当日
前日は早寝をしましょうね。日付の変わる頃までniconicoを見ているような悪い大人になってはいけませんよ。
そんなわけで7:20に起床。テスト開始時刻は10:00ですが、30分前には遅くとも着いておけというお達しが届いており、会場までの所要時間も考えると8:45くらいには家を出たほうが良かった(過去形)。なので、朝ごはんはパックのお米にレトルト食品、珈琲は事前に用意した水出しのものをちゃっちゃと食べる。おぉーっと、ここでるあしー選手、niconicoを開いたぁ!時間の無いなかで実況動画見始めて大丈夫かぁー!?大丈夫じゃなかった。家を出たのは9:10くらいだったかな。
ところで、TOEFLの持ち物は少し面倒。
まず身分証が必須なのだけれども、これは比較的しっかりしたやつでないとならない。僕はパスポートを使ったし、恐らくこれが一般的。応募フォームにもパスポートの番号を書く部分があったし、これパスポート持ってない人には厳しいよなぁ。免許証でもいけそうな雰囲気があったけれどもよく分からない。
次に予約番号。散々メールでも送られてくるし公式サイトでも確認できるので、それを印刷するなりメモするなりした方がよさげ。
最低限必要なのはこのくらい*3。公式サイトには「テスト前日にMy TOEFL Homeの「Upcoming Tests/今後のテスト」で確認した内容を印刷したもの」が持ち物として書いてあるのだけれども、正直これは無くても良さそう。大体の情報はメールにあるしね。でも他の会場でもそうなのかは分からないし、持ち物に書いてある以上念のため持って行くのが良いと思う。僕の場合、これを印刷しようとしたらメンテ中でどうしようもなくなっちゃったんだよね。それも遅刻の一因かな。
ちなみにTOEFLの登録情報とかは、前日の午後10時までに確認するようしつこく通達が来ます。僕は確認しませんでした。いや絶対確認したほうが良いと思う。朝メンテやっててパニックになっちゃったもん。面倒だと思っても、事前に何度か来るメールの指示には従いましょう。
電車を乗り継ぎ会場を間違え(場所は事前に確認しよう!分かりづらいよ!)爆走し、9:45くらいに会場へ。受付の人は優しく「まだ大丈夫ですよ」と声をかけてくれた、とてもやさしく言ってくれたけれども本心かどうかは分からない。良い子のみんなは余裕をもって会場に到着しようね。
受付ではまず身分証(パスポート)を提示し、のち予約番号を照会します。すぐ終わるけれども、事前に取り出しやすいところにしまっておくと良さそう。
会場に入る前の部屋に通され、同意書書いたり身分確認したり。爆走したせいで汗が滴ってめちゃくちゃ居心地悪かった。
僕は最後から3番目くらいだったのだけれども、実際に試験会場に入るまでに相当時間がかかります。11時近くまで待たされたと思う。その間は本(The picture of Dorian Gray)を読んだりAudibleを聞いたり寝たり水分補給したり。結構退屈だったので、この時間の過ごし方を考えておくと良さそう*4。
さて、ようやく名前が呼ばれ、廊下へ向かいます。ここでスマートフォンは電源を切る。ポケットの確認、手首足首の確認を終え、これまた少し待つ。この待ち時間では何もできなかったから暇だったな。
いよいよ試験会場へ入ります。うおぉ、PCが並んでる。
入口付近の椅子に座るように言われ、身分証の確認、写真撮影、録音。録音に関してだけれども、スクリプトは事前にメールが来るし当日も読めるので、適当に読むと良いと思う。ただし他の人がReadingやListeningをやっている中で読むので、結構やりづらい。
その後、金属探知機による検査を通り抜け、ようやく受験する座席へ。それぞれの机は仕切られていたけれども、正直見ようと思えば見てしまえるくらいにはガバかった。少し机に身を乗り出すくらいにして座れば、集中も切れないし不正の心配もされないし良いと思う。
あとは紙と鉛筆を受け取り、係員の指示に従って適当にホーンくらいの感じで進めばReadingとListeningが終わります。Listening始めるときくらいで他の人がSpeakingを始めていたけれども、そんなに気にはならなかった。むしろ彼らの声聞いちゃったら堂々としたカンニングだなぁとか思いながら必死に頭から排除してた。どうせListeningに集中するからへーきへーき。
さて、Listeningが終わったあとが曲者。ListeningとSpeakingの間には10分間の休憩が用意されています。タイマーが表示されてから、手を上げて係員を呼ぶと、パスポート、飲み物、食べ物の3点のみの持ち出しを許され会場の外に出られます。ちなみに僕はこのときに手元の紙に「鉛筆と紙を交換してくださーい!」って書いておいたら休憩後に交換をスムーズに行えました、真似すると良いと思います。
僕はおつむの弱いことに食べ物を持ってきていなかったので、飲み物とパスポートだけ持ち部屋の外へ。トイレに行ったり体操したりして金属探知機検査を受け、試験会場へ戻る。正直お腹が減って辛かったので、ぜひカロリーメイトのような食べ物は持っていくべきだと思う。
その後はSpeakingから始まります。受験記をわざわざ書くような人はそれなりに英語の対策をしている人が大半なので、そんなものを殆どしてこなかった僕からそのような人向けに重要な点をここに書き記しておくと、Speakingは羞恥心との戦いです。先ほども言ったようにListeningとかの間には他の人のSpeakingが聞こえてくるわけです。ということは、僕がSpeakingをしている間は他の人はWritingをやっており、従って皆の静かななか大声でボロボロの英語を話さなくてはならなくなります。変にプライドだけのある僕のような人は普段の5割増で緊張するので、気を付けてください*5。
それさえ乗り越えればWritingは適当にやればなんとかなるでしょ。おわり。
4.終わって
・確認事項はお早めに
前日の22時までに登録情報の確認&印刷、当日の持ち物確認、その他準備は面倒でもちゃんとしておくべきだと思った。特に今回は当日に公式サイトがメンテナンス中だったのでサイトが確認できず、最悪の場合を想定してしまってけっこう冷や汗が流れた。
・食事
10時に開始で3時間のテスト、僕みたいに少し遅れていけば11時に開始のテスト、当然お腹は空くわけです。持って行けば少しはあの空腹感が誤魔化せたのかなぁと考えると少し後悔してます。
ただ、公式サイトとか見てても「持ち物は減らしてください」オーラを出しているし、食事についての情報があまり得られなかったので、その辺の情報周知はちゃんとして欲しいなぁと。それとももしかして食事の可不可*6は会場に依存する?
・対策しような。特にSpeaking。
多分形式を知りテンプレートを勉強するだけで10点は伸びます。そしてそれらテンプレートはTOEFLにとどまらず普段意見発表をする場でも多分使えるので、やっとけばよかったなぁと。
あと、普段から意見をしっかり発表する練習はするべきだと感じた。言語問わず。テーマは恐らくネットに腐るほど転がっているので、思考時間15秒、発表時間45秒で自分の意見を述べる練習を日本語でもいいから普段からしておけば、どんなテーマが出されても柔軟に対応できるようになると思う。
・時間長かったなぁ
いうて集中していればすぐ過ぎるけどね。お腹の減りとの戦い。
深夜テンション織り交ぜた文章になっちゃった。まあ記憶に残っているうちに書き残しておきたかったので目的は達成。
以上。
【追記】
R29、L26、S16、W21の計92点でした。
Speaking、やっぱり弱いなぁ…
台湾旅行記
るあしーです。
3/15~3/19で台北に行ってきました。
旅行記を書きます。
時間が無いので途中まで。漸次更新。
[3/27追記:画像含め、とりあえず終了。]
結構穴埋め式で書いているので、文末が一致していないけれども、許してにゃん。
メモ
一人旅です。一人で海外に行くのは初めてですね。家族で、ないし研修で、というのはありましたが。
インターネットは使えません。必要ありません。ホテルとMRTのFree Wifiのみです。過去の人間はインターネットを持っていませんでした。それに比べれば、ね?
だからこそ今回現地でインターネットを申し込まなかったわけで(ネット縛りプレイ
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月15日
当然下調べとかはネットでしたし無料Wifiは現地でも使うけど
3/15(金)
成田へ向かう。
電車を乗り継ぎ、1300円くらいで到着。遠い。
最寄りを出発した瞬間にイヤホンを忘れたことに気がついた、死
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月15日
iPhone8では使えないタイプの有線イヤホンは持っていたので、それのアダプタを購入することに。1080円の出費。
本当は腰回りがゴム紐のセキュリティポーチが欲しかったのですが、売っていませんでした。一年ほど前に300円で買った安物のポーチが、それからの相棒となりました。
お昼ご飯は空港にて鮭親子丼と蕎麦。
これで1140円なので、悪くない金額。願わくば鮭が刺身なら…
出国ロビー快適すぎて出国忘れそう
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月15日
国際線ロビーに早めについた人は、中央部にあるスペースに行くと良いと思います。ふかふかの椅子、テレビ、コンセント、全てが快適です。
いざ出発。
機内食は結構おいしかったです。
ハーゲンダッツも出してくれました。
may this tweet not become my last tweet…(不穏
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月15日
ボーイング737の事故があったので不安になり、こんなこと言っていましたが、無事到着。
入国審査の前に両替を済ませてしまいました。時間が少し遅かったので、外の両替所が開いているか不安だった、というのが理由です。
ちなみに両替について、日本でするよりも現地でする方が圧倒的にお得でした。僕の時は、1台湾ドルあたり、日本だと最善でも4.07円だったのに対し、台湾では3.673円でした。
僕の持っているるるぶは諸事情あり2016年版です。この時にはまだ桃園空港からのMRTが通っていなかったんですが、確か2016年の秋ごろに開通したので、とても楽に台北駅と行き来ができました。
乗る前にカードを購入です。本当は5日間乗り放題パスが欲しかったのに、券売り場のおばちゃんに言ったら良く分からない顔をされ、代わりに悠遊カードを買わされました。まあいいや。
車内では、警備員さんが威圧感を放ちながら立っています。MRT内では、あらゆる飲食が——たとえ水であろうと——禁止です。1万円くらい罰金を取られます。きっと観光客を見張っていたんでしょう。僕は怖かったので、サイドポケットに入れていた水を中にしまいました。
車内はWifiが通っています。ここで一息つけました。
もう夜なので、外の景色はあまり見れませんでしたが、都心部に行くにつれ綺麗な夜景が見れたので満足です。
台北駅に着いたのち、先述の乗り放題券を購入。少し損した気もするけれども、まあいいや。
予定では夜市に行くはずでしたが、初日で慣れないうえ、もう遅いため断念。台北駅で夕食をとろうと思いましたが、空港行きの駅と市内MRTの駅は別のものらしく、遠かったので断念。台北地下街の存在を思い出しましたが、既にシャッター街なので断念。結局ホテル近くのコンビニで麺を買いました。
ところで台湾の飲酒可能年齢は18歳です。
僕は19歳なので、台湾ビールを購入しました。30元くらい。
飲んでみましたが、どうにも口に合わない。渋い。まずい。世の中の人間がこの飲み物を嬉々として飲んでいることに衝撃。味覚腐ってんじゃねぇの?
おつまみとかがあればよいのかもしれないけれども、買いに行く時間もなかったので断念。明日の支度をして、早々に寝ることに。
一人旅、何も分からなくなると何も分からないので厳しい
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月15日
1日目にして死にそう
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月15日
感想
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月15日
世界の画一化が進んでるなぁ
言語の壁こそあれ、駅とかのシステムは大体一緒なので、新鮮味が薄い
早くもこの部屋での生活が嫌になってきた
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月15日
こっちの人間、適当に仕事してる感がバリバリ出てて好き
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月16日
空港の人間がスマホで動画見ながら仕事してたり、店員がめっちゃ気怠げに対応したり、駄弁りまくりながら仕事したり
このくらいが良いんじゃないかなあ(?)
3/16(土)
ホテルで朝食。
ホテルの食事が口に合わない、かなしい
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月16日
実はこの日のルートはかなり悩んだんだけれども、結果的にはとても良かったです。初日補正を抜きにしても、この日が一番楽しめた気がする。
朝市
鶏が何匹も吊り下げられ、野菜、魚、服、あらゆるものが並ぶ狭い通りに、どうしても気分は高揚する。満腹なのと、衛生面が不安なのとで、なにも買わなかったけど、現地の暮らしの一端を覗けた気がして、大満足です。あと、ブラジャー屋さんが多かった気がする。大きいサイズの。
龍山寺
やはり中華圏、建物が大きく、派手です。しかしそんな中にも、細かいところまで装飾が施されており、ため息がでるほどでした。僕は建築などは詳しくありませんが…
中に入ると、大勢の人。片言の日本語を話すおじさんに作法を教えてもらい、参拝しました。
そんな人がいることからも分かるように、このお寺は観光客がとても多いです。体感では7割くらい。ただし、「観光地」にはなっていない印象を受けました。
というのも、(こう言っては怒られるかもしれませんが)信心深い人が多かったからです。真剣な表情で線香を掲げる人、経典を読む人、跪いて祈りを奉げる人、とにかく真剣にお参りをする人たちの姿に、ここが観光客をもてなすための「観光地」ではない、現地の生活に入り込んだ、彼等の場所なのだ、と。
華西街観光夜市下見
17日の夜に行く予定だったのですが、治安が悪いという評判を受け、先に下見に行くことにしました。
地面の様子は、朝7時の渋谷センター街のよう。まだ朝だからか、人はまばらです。
小さなゲームセンターがありましたが、置いてあるゲーム筐体は日本語です。テトリスなどが遊べました。BANA PASSPORTをかざすところがそのまま残っていたりして、いかにも中古品を持ってきたんだなぁってのが分かります。
なお、ここに限らず、あちらのゲームセンターには多くの日本製ゲーム筐体がありました。maimaiとかjubeatとか太鼓の達人とか。
横道を覗くと、 「中文的DVD」なる看板を見つけました(本当は若干違うが、覚えていない)。中国語に翻訳された映画とか売ってるのかな、それともいわゆる海賊版DVDかな、コマンドーとかないかな、と思って近づいてみたら、えちえちビデオたちでした。日本の。それも大量。少し見ていたら近くのおばさんに路地裏の店への勧誘を受けたので、全力で断って逃げ去りました。思えばこの時が一番危なかったと思う。
台湾大学
とても広いです。道路のわきには南国風の樹がずらりと並んでいて、とてもよい光景でした。
ちょうどこの日は、サークルや研究のexhibitionが行われていたので、学生、高校生、観光客、多くの人で賑わっていました。この存在は知らず、偶然訪れる形にはなりましたが、何も開かれていない状況よりかは楽しめたんじゃないでしょうか。ラッキー。
一通り見ていく中に、気になるサークルがありました。物理奥林匹克同学会。どうやら物理に関係する会らしいので、様子を見に行くことに。
テントには物理の本とかが置いてありました。めっちゃ中国語で捲し立てられましたが、"Sorry, I can't speak Chinese."というと、顔を見合わせ残念そうな顔。きっと"YOU talk in English!"とか押し付けあっていたんでしょう。
話を聞いていると、どうやら彼らは物理オリンピックIPhOのメンバーだったそう。言われてみれば、「奥林匹克」、確かにオリンピックですね。とりあえず僕は東京大学から来ました、みたいなことを伝えた後、"Do you know Watanabe?"と聞くと、"Oh, yeah, I was in that competition, too."みたいに答えてくれて、うおおー、と盛り上がりました。(勝手に話題に出してごめんなさい)
予定外の学園祭、思わぬところに繋がり。一人旅だと柔軟に予定を変更してこういう出会いを見出せるので、そういうところが一つの魅力だなぁと再発見しました。
極品軒(昼食)
東大で中国語を選択した人なら、 「我要一个东坡肉」という言葉の響きに親しみを、それどころか懐かしさすらも感じるはず。基础汉语第四课、田中と李兰が中華レストランで会話をしている場面、へんはおちーと勧められた东坡肉を田中が注文する——。何度もCDで聞いたこのフレーズを言いたい、中国語の通じる快感を味わいたい、そんな心持で、向かうは西门から徒歩10分、極品軒。
外観も中身も、なかなか高級そうなレストラン。GAPのパーカーとチノパンという、ラフの権化のような服装で行ったのを大変後悔しました。
メニューが無かったので中国語で(!)聞き、無事貰えました。
メニューを見るとそこには「烤方(小)」の文字。
ん?おかしい。
英語では"Dong-po Pork"。間違いない、这就是东坡肉。なのに何故。烤方。「何度もCDで聞いたこのフレーズを言いたい、中国語の通じる快感を味わいたい、そんな心持で」来た僕の心境を、友よ、察してくれ。
お茶を飲む。落ち着いた。烤方は読める。北京烤鸭の烤に、あちこちに出てくる方。大丈夫、伝わる。頭の中で発音する。うぉーやおいーがかおふぁん(しゃーお)。繰り返す。大丈夫。最後にもう一回。よし。呼ぶ。来る。もう一回。落ち着け。うぉーやお。いーが。かおふぁん。しゃーお。
通じた。中国語万歳。基础汉语万歳。
一緒にしゃおろんばおも頼んだ。
美味しい。
驚くべき柔らかさ。本当に美味しい。
烤方だろうが东坡肉だろうが関係ない。重要なのは味。うぇいだお。めっちゃ美味しい。へんはおちー。はおはおちー。へんめいうぇい。
終わった今でも、あの肉の柔らかさ、一緒に付いてきた饅頭のようなものとの相性は、一番だったと思っています。
値段は知らない。食事の中ではこれが最も高かった。NTD$500くらい。
小籠包は、はふはふ、あちち、うまうま。ただ、たれの味があまり好きではなかった。あと、10個もあったので、途中できつくなってしまった。
ただ総合としては大変満足でした。極品軒、ぜひ。少しよい服装で、少し多くのお金を握って、行ってみてください。
西門町
台北の原宿と呼ばれる街。とても人が多い。
飲食店と、衣料店と、サブカルチャーに満ちており、とても楽しい雰囲気です。
いろいろ漫画とか売ってる店あったので、 寄ってみました。日本語そのままの漫画、翻訳本、雑誌、えっちな本、様々。日本語版と中国語版、タイトルを見比べるのも楽しいです。
少し歩くと、極度乾燥(しなさい)を見つけました。本当にあるんだなぁ、と感心して、試しに入ってみましたが、安そうなTシャツでもNTD2000くらいしたので諦めました。ちなみにこの店、様々な場所に展開していて、17日に寄った新光三越、あと何か所かでも見かけました。この店含め、思ったことを最後の章に書いてみました。
マンゴーチャチャもありました。寄っておけばよかった、と少し後悔しましたが、まああとで他のお店にも行ったので、今は大丈夫です。
あと、西門町のキャラクターが可愛い。可愛すぎる。好き。
アニメイト
西門町を通り抜けた先に、アニメイトがあります。あるらしいです。僕はうろうろしていたら迷子になって、たどり着きはしたものの地理は全く把握できませんでした。
中にはいろいろありました。結構探して、何冊か買いました。定価より安かった気がしますが、なんでかは分かりません。大体漫画一冊がNTD$100~$150くらい。
台北駅・地下街
アニメイトから、歩いて台北地下街に向かいました。とっとと入る予定だったのですが、台北駅が良さげな建物だったので、そちらを眺めてから行くことにしました。
なんで台北駅はあんなに大きいんですかね。空港行きを除いて、通っている路線は2つしかないはずなのに。なにか元からあった建物を使っているのか、それともこれは中華圏の宿命なのか。
真ん中のホールには結構な人数が床に座り込んでいました。トランプをしたり、ご飯を食べたり、カップルで話したり。なかなか日本では見ない光景(そもそも日本には広いスペースが少ない)ですが、生活感って感じが出ていて僕は好きです。
地下街、Y13~Y19あたりが所謂「オタク街」とのことだったので、そちらに向かうことにしました。Y13側から入ったのですが、XBOX、PlayStationなどが売っている店から始まり、同人ショップ、プラモデル、ゲームセンター、とても楽しい場所です。せっかくだからと同人ショップのR18も入ろうか悩んだのですが、警告文が中国語で何も分からなかったうえ、布の仕切り+αでしっかり区切られていたので、少し怖くて入りませんでした。結局全年齢向けの漫画を購入するにとどめました。
服を売っている店も目立ちました。驚くほど安い。一着300円ほどの服に始まり、靴下5足300円など、大変お安いです。僕は怖くて買いませんでしたが。次行くときにはこういうところで服を現地調達するのも楽しいかもしれませんね。
ぼったくり(?)
地下街を抜けてRedLineに乗ろうとホームを探すと、声をかけられました。
"Are you Japanese?"みたいな声かけ。ここでYesと答えたのが多分間違いだったんだと思う。
堪能な英語で捲し立ててきます。曰く、子供たちが学校で勉強できるよう支援として彼らが作ったこのポーチを買ってくれ。199元。No Money, No Education. No Money, No Education. 特に最後の言葉を何度も繰り返してきます。
間違いなく観光客を対象にしたぼったくりでしょう。しかしまあここで断るのも気分が悪い。値段を再度確認し、結局200元払いました。このころはまだ金銭感覚が付いていなかったのですが、冷静に考えると800円近くって相当高いんですよね。
そんなわけでポーチを購入しました。結構ふわふわしていて触り心地は良かったです。ただ僕は疑り深いのであのポーチはホテルに置いてきました。中に麻薬とかGPSとか仕込んであったらたまったものではありません。別にお金は渡したからいいよね。
そんなわけで、800円ぼったくられたよ、というお話。
観光に来ている日本人は狙い目なのでしょう。話には聞いていましたが、まさかこんなにも早く出会うとは思っていませんでした。痛い出費ですが、これだけの出費で警戒心を買えたと考えると安いものです。そう思っておきます。現実逃避。
東門・永康街
色々なお店が並んでいる永康街。散歩がてら、適当に買うことにしました。
すると見えてきたのは思慕昔。マンゴーかき氷です。僕はパニクると英語が絶望的に下手になるので、hereとto goをまちがえました。そんなわけで持ち帰りのお荷物を抱え、どこか良いところを探すと、ちょうど近くに公園がありました。近くでライブをしていた、変なアイドルグループをBGMに。
旨い。衝撃。自宅で作るかき氷とはわけが違う。本当に美味しい。ぜひ。
九份・十分ツアー
一人旅で現地ツアーを頼むの、とても悩んだんですよ。一人旅のメリットを完全に潰してしまうので。ただ、九份・十分は結構距離が離れているうえ、電車も少ないので、そこにバスで短時間で行けるというメリットとを天秤にかけた結果、ツアーを取りました。
お土産店に集合。本当に人が多い。若干嫌になった。時間がかかりそうだったので、本を読んで時間を潰すことに。
これは重要な情報なんですが、旅行に行く際には日本語の本を持っていきましょう。どれだけ荷物を少なくしようと、小説は必ず持っていくのです。今回僕は、角川文庫様の芥川龍之介「或阿呆の一生・侏儒の言葉」を文字通り常に持参していました。他にも何冊か持って行ったのですが、結局読みませんでしたね…
やっと呼ばれて、バスに乗車。どうやら一人の参加客は僕だけだったようです。満席だったので、親と一緒に来ていると思しき20歳くらいの男性の隣に座ることになりました。この方とは特に話しませんでしたね。最初にシートベルトが上手く操作できず困っている彼に、声をかけた以外には——
結果的にはツアーを選んだことでとても楽でした。先ほど挙げた交通面もさることながら、添乗員さんの説明や案内なども丁寧かつ面白くてよかったです。欲を言えば、もう少し安くなってくれると良かったのですが…払った金額には見合わなかったような気がします。
バスに乗っていたら、雨が降ってきて絶望しました。予報を恨むとともに、九份十分では雨が降らないよう祈るばかり。
予定が若干変わり、まずは十分から。何を書こうか全く決めていなかったので悩みましたが、とりあえず願望をいろいろと。健康でいたい、残り3日楽しく旅行したい、量子力学有機化学完全に理解したい。
雨は無事上がってくれました。やはり灯篭上げはひとりだと少し寂しいです。今度来るとしたら誰かと一緒にでしょう。家族か、恋人か、未来の家族か。この文章を英訳するとしたら仮定法になるでしょうね。
灯篭上げが終わったころには残り10分だったので、大人しくアクセサリーのようなものを購入していました。するとあたりが騒がしい。なんだなんだとレジのおばちゃんに買ったものを預け見に行くと、ちょうど電車が来ていました。調べてみると分かり易いのですが、十分の真ん中を通る線路には柵などと言ったものはありません。目の前を走り抜ける列車に、鉄オタではない僕も流石に興奮します。
帰り際に、線路の様子を見てみました。枕木なんてなかった。埋まってた。
いや実際、あれだけ観光客に踏まれていたら線路がダメになってしまいそうなのですが、大丈夫なんでしょうか。某ゲームで線路に着陸しようとしていた軽量小型機に対して枕木やバラストの心配をあれだけしていた彼女も、これには顔面蒼白でしょう。
続いて九份。もう夜遅くなので、人もそこまで多くないように感じました。
添乗員さんに出店をそこまでおすすめされず、むしろdiscourageしてきていたので、行く気が失せ、大人しく定番の阿妹茶樓に入りました。ここは千と千尋の神隠しのモデルになったと噂されるお店なのですが、あまりよく分かりませんでした。そもそも映画をしっかりみたことが無いんですよね。ジブリはトトロ以外あまり見たことが無くて…
茶菓子を出され、店員さんにお茶の淹れかたを教わりました。いろいろ手順が長かったですが、実際に僕のすることは殆どなく、お湯を入れて待つだけです。
美味しいお茶と茶菓子、そして芥川。至高の時間です。
とはいえ時間の制約があるのがツアー。30分以上のんびりした後で、惜しみつつも席を立ち、出店へ向かいました。このとき時間20時過ぎ。
階段を上った途中に出店の多い道があるとのことだったのですが、最初は見逃してしまいました。ちなみに一番上には小学校があり、その周辺には現地の人が暮らしています。
ゆっくり降りていくとお目当ての道を発見。しかし、どうにも静か。それもそのはず、大半の店はすでに店じまいをしてしまったのです。念のため端から端まで歩きましたが、9割以上が閉まっていてとても残念でした。なんでツアーは先に九份にしないんですかね…
下りながらの階段の光景は、やはり前評判通り。夜の暗がりに浮かぶ赤提灯、人、シャッター。幻想的な光景だったと思います。しかし写真にはうまく収まりませんでした。難しい。
以上、ツアー。
龍山寺のところで、「観光地」ではない、と話しましたが、こっちは逆に完全に観光地でした。定番の観光スポットなだけあり、人が多く訪れ、現地の様相もそれに合わせて変化してしまった印象を受けました。や、もしかしたらツアーで訪れたからそういうバイアスがかかっていたのかもしれませんが。
次にこちらに来るなら、1日かけて、自分で電車で訪れるのが良いかもしれませんね。近くには猫の街もあるので、そちらにも訪れたい。
或いは年に一度の灯篭上げのお祭りに行くとか。
士林夜市
台北最大の夜市と名高い士林夜市。実際、今回訪れた中では圧倒的な規模でした。
まずは地下にある食品街。美食市场だったっけなぁ、覚えてませんが。二週くらいして色々なお店を回る。
金玉。
悩んだ末に、怪しげなものに挑戦しようと意気込み、臭豆腐とアヒルの血を注文。
臭豆腐。臭いは馬糞。口に入れた瞬間、強烈な臭気が実体となり中から押し出してくるような、僕の脳が悲鳴を上げ本能的に嚥下を拒否するような、恐ろしい感覚。豆腐自体の味は悪くない。例えるなら、美味しい豆腐に馬糞を塗り付け揚げたような料理。耐え切れずコーラを注文。神はここにあり。半分残した。
続いてアヒルの血。頼む前は、スープみたいに出てくるのかな?と思っていましたが、「糕」という文字を見つけ、ようやく固めた血であることに気付く。味は悪くないけれども、生理的嫌悪と、衛生面への不安が壮絶。あのときは、血を固めて食べるなんてなんとも罪深い料理ではないかと思っていましたが、肉を食べるにしたって全身を切り刻むわけですし、そもそも命を奪っている時点で罪深さに違いなぞありませんでしたね。人間は罪深い動物です。半分残した。
もうこりごりなので、コーラを飲み干し店を出る。尿意を感じてトイレに行くと、そこには裸単騎でジュンイチローから点を奪い取ったタイゾーのようなおっさんがいました。よく見てみるとそれはCondom Vending Machine。迷わず購入。
夜なのでこれだけ呟く
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月16日
トイレで見つけて、気付いたら10元が消えていた pic.twitter.com/Ae6zHqiiAd
ちなみに中身は結構親切で、本体が二つとローションが二袋
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月16日
38円でこれだけ入っているのはとてもお得だと思う(なお安全性
今も自宅にあるのですが、付ける機会もなく、仮にあったにせよこんなものに僕の人生を賭けたくない上、そもそも付けたくないのでこのまま放置される気がします。欲しい人、いますか?
地上に戻る。るるぶで大きく取り上げられ、家族にも勧められた巨大フライドチキンを注文。
でかい。僕の顔くらいある。味もなかなか良い。少なくとも前者2つよりかはよっぽどマシ。ファミチキの相似比3倍くらいの図形を思い浮かべると分かり易いと思う。値段はおよそ300円なので、とてもお得。
あとはただただぶらついていました。えっちな店見つけたり、豚の丸焼き見つけたり、有名チェーン見つけたり、極度乾燥(しなさい)のパチモン見つけたり。そんなわけで何時間か潰し、ホテルに戻るべく駅に向かいます。
向かえません。
ありません。
え?
まずい。
駅がない。
迷子?
迷子。
まずい。
とにかく歩く。歩けば何かわかるはず。
分からない。
終電の時間も分からない。
現地の人に聞く。
中国語が通じない。站の発音が下手だったんだと思う。
困る。
困った。
とりあえず夜市に戻る。
時間は23:20。本当にまずい。
仕方がないので、チートアイテムを使う。
スマホを使うのは屈辱だが、仕方がない。
あくまであっているかの確認のためだけのつもり。
つもりだった。
違う。
僕はNを向いているはずだった。どうしてコンパスはSを向く?
どちらかが間違っている。どちらかが?——しかしどちらが間違っているかなど問うまでもないことだった。
はい、北と南を間違えていました。
ごめんなさい。
逆に進んだらちゃんと駅がありました。
帰宅
そんなわけで無事(?)帰宅。
この日飲んだのは、氷結のシャルドネスパークリング。
ジュースやん。アルコール5%というのが信じられない。ジュースとして出されても全く気付かない程度にはジュース。驚きと同時に、飲み会とかあったら絶対に飲みすぎてしまうだろうという恐怖を覚えました。怖い。
楽しく飲めたけど、酔った感覚は来ない。ただタイピングの精度が明らかに下がっていたので、多分酔っていたんだと思う。
ちなみにこの日歩いた距離は、32918歩、21.7km相当です。
最高記録。歩き倒した。
おやすみなさい。
3/17(日)
おはようございます。
今日は朝食は外で食べるので、汚職事件は珈琲に消えました。
金峰鲁肉饭(朝食)
鲁肉饭が美味しい有名なお店だということで、朝から訪れることに。
駅を出てすぐのところにありました。
席に着き、メニューを見ていると、お目当てのもの以外にも、気になるものがいくつも。店員さんにこれはなんだと尋ねると、日本語メニューを出してくれました。感謝しつつ選んでいく、が、この人間、失敗から学ぶということを知らない。鲁肉饭と共に頼むは豚の脳みそスープ。朝からよくこんなものを食べようと思うよね。
まずは鲁肉饭。うん、美味い。濃いめの味で、ガツガツ食べられる。しかもとんでもなく安いので、コスパは最高だと思う。いろいろなお店を食べ比べたいところ。
次に豚の脳みそ。スープは香辛料が効いていて独特な味。脳みそは柔らかく、口に入れて舌で潰すと口いっぱいに脳みその味が広がる。そういえば他の生命体の内臓を食べるとその部位が良くなるんでしたっけ。頭が良くなるといいなぁ。
総合して大変美味しかったです。良い朝食だった。
中正記念堂
近くにあるは中正記念堂。蒋介石の功績を記念して建てられたらしいですが、僕は残念ながら歴史には明るくないので、彼のことは大まかにしか知りません。
まず気が付くのは、その施設の大きさ。門も、建物も、広場も、彼の像も、とにかく大きい。中華圏のスケールの大きさを実感しました。
残念ながら僕は展示品に対して言葉の限りを尽くして説明し感動を伝えるといったことが苦手ですし、そもそもそこまで感情の変化が大きくないので、展示物に関しては相当省略させていただきます。ゆるしてにゃん。
建物の中に入ると、彼の像があります。そして大勢の人もいます。僕はひねくれているので彼の像を撮る前にまず彼の像を撮る観光客を撮りました。おえーと思いつつ進んでいくと、衛兵さん(?)がいます。噂では微動だにしないとのことで、実際殆ど静止していたのですが、たまにピクッと動くのが人間味があって好きです。ちょうど進んだあたりで、なにやら衛兵さんに動きが。もしかして交代式かな?と思い至ります。特に狙っていったと言う訳ではないのですが、せっかくの機会なので見に行くことにしました。
ピシパシ動く姿も好きですが、ちょっとミスしている姿の方が好きです。ミスしてました。かわいい。
台北101地下食品街(昼食)
いろいろ揃ってます。本当は台北101に上る予定だったのですが、残念ながら曇天だったので、また後で晴れたら上ることにして、昼ご飯を食べました。
鼎泰豐(小籠包など)
言わずと知れた小籠包の名店。
60分待ちと言われましたが、30~40分ほどで入れました。その間もショッピングモールを眺めてたので、実質待ち時間0です。
中に入って見えたのは、ひたすら小籠包を作る職人さんたち。ぜひ一度見てみてほしい。面白いので。
メニューには色々あった。本当はご飯の上に豚肉が乗っかったやつを頼もうかと思ったけれども、近くに見えた鶏の紹興酒漬けがおいしそうだったのでそちらをチョイス。
まずは小籠包5個入り。店員さんがたれを作ってくれたので、言われたとおりの手順で食べます。美味い。旨い。昨日食べたものとは段違いでうまい。やはり有名店だなぁと実感しました。
ところでたれの作り方、日本版と中国語・英語版で若干違うんですよね。前者は酢と醤油を3:1で混ぜるようにと書かれているのですが、後者ではお好きな分量で混ぜるようにと書かれています。観光客向けのゆとり仕様、なのかな?
続いて鶏の紹興酒漬け。酒だ。酒が強い。個人的には料理酒みたいなノリでアルコール分を飛ばしているのかな、と思っていたのですが、もしかしてそうではないのかも。冷たかったうえ、味も相当強い。お酒の味に慣れている人なら良いのかもしれないけれども、個人的にはちょっと残念。や、美味しいんだけれども、これに300元以上払ったのは少し悔しい。
まあそれでも、二つとも美味しくいただけたので満足です。
店名不明(豆花)
同じフードコートで、台湾定番のデザート豆花を食べます。
英語で話してくれましたが、どうにも聞き取りづらかったです。
味はあずき。困ったらこの味にすれば間違いないと勝手に思っています。
うん、美味しい。Coldで注文したのですが、気温も相まってパクパクいけます。あっという間に完食。
国父記念館
少し歩くとこんな建物があります。こちらは孫文さんの記念館。
中正記念堂よりかはもちろん小さかったですが、それでも十分大きい。展示物も日本語でも書かれていたので、分かり易く楽しめました。
こちらでも衛兵さんの交代式が行われるそうなのですが、まだ時間がかかりそうなのでいいや、と次へ。
アイスモンスター(かき氷)
大きなショッピングセンターの中に入っている有名かき氷店。昨日に続いてマンゴー味を注文。
やはり大きい。こちらは昨日に比べ果肉が多い印象。ただ、味としては昨日の方が好みかなぁ。かき氷は食べきりましたが、少しアレルギーが怪しくなってきたので、果実は半分ほど残すことにしました。
アレルギー、よく分からないんですよね。マンゴーは今非常にグレーなラインで、体調が良ければ食べられるといった感じなので、今回それなりに食べられたのはラッキーでした。もちろん本当は全部食べたかったのですが…
誠品 信義店
ひっろーい!
いろいろなお店がそろってる建物です。ただ、いまいちピンとくるものが見つからず断念…
日本からの輸入品が結構多いんですよね。しかもそれを主力商品にしているから、なかなかここでこそという商品が見つからない。ここで買うなら日本で買います、という感じ。
書店はなかなかお洒落でした。時間があればもう少しあそこに居たかった。
新光三越
有名なパイナップルケーキ屋さんが入っているという情報を聞いたのですが、いまいちどこにあるのか分かりませんでした。こういう時にインターネットが使えたら便利なんですがね。まあそれを使わないというのが今回決めたルールなので仕方がない。
誠品生活
お洒落ショップ。
なんだかいろいろ売ってます。そうだなぁ、吉祥寺駅から出て真っすぐ進むと、パンケーキ屋とか入っている建物があるじゃないですか。あんな感じで、食べ物だったり雑貨だったり売っていました。
某動画でここをお勧めしていたので行ってみたのですが、どうにも良いのが見つからない。お洒落な雑貨があることは事実ですが、台湾でそれを買う必要性を感じません。台湾に来たからには台湾らしいものにお金を使いたいのです。
そんなわけで、食料をいくつか購入して、あと自分用に上質なノートを購入して終了。かけた時間の割には得るものが少なく、個人的にはここが今回の旅行の最大の反省点。
台北101
戻ってきました。
時刻は17:30。そろそろ夜景が見れる頃です。18:00入場開始の券を買い、先述の食品街でタピオカミルクティーを飲みながら時間を潰します。
入場を開始してからもまだまだ時間はかかります。ようやくエレベーターに乗れたのは18:20くらいだったでしょうか。このエレベーター、どうやらとても速いものらしく、実際僕の感じる加速度は相当なものでした。
1分ほどで着いたは89階。いよいよ絶景とご対面。
…のはずでした。
まだ絶妙に暗くなっていない時間帯、地を覆う分厚い雲、ただ僕の見えたのは白く広がる靄のみ。最悪です。
念のため屋外展望台にも行ってみましたが、何も変わらず。雨もパラパラ降っており、非常に険しい気持ちになりました。
台北101に登ってやっと見えた景色が雲一面の真っ白景色だったときは流石に発狂しかけた
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月17日
とりあえず、2000円も払ったからには何が何でも見てやると意気込み、とりあえず店とかを見ることに。なかなか良さげなものが多かったけど、いかんせん高い。マグカップを一つ購入し、ターンエンド。
あと、ウインドダンパーも見に行きました。風とか地震とかで揺れた際に、衝撃を吸収してくれるもので、最大規模らしいです。テレビでは最も揺れた時の状態とかを放映していましたが、あんなに大きい球が150cmも動くだなんて想像がつきません。
さて、時間は19時近く。下を見ると、ちらほらと明かりが見えます。だんだんと夜の雰囲気が出てくる様子を眺めていると、突然、本当に突然、視界が開け、飛び込んできたのは美しい夜景。眼下に広がる台北市、大きな建造物、それらの輪郭が光として飛び込んできたあの光景は、忘れられないものの一つです。まだ雲の中で、すぐに見えなくなり、また見え、また見えなくなり、を繰り返していましたが、そんな中でも十分に夜景を満喫することが出来ました。
降りようと88階に向かうと、そこにはサンゴを使った芸術品がいくつも飾られていました。とてももとがサンゴだったとは思えない、美しい造形の数々に、これだけでも十分に見る価値はあると感じました。
いろいろ盛り沢山なので、台北101はなかなか良いと思います。
華西街観光夜市など
昨日の下見から一日ぶり、再度やってきましたのは怪しげな夜市。朝は普通の道路だったところに屋台が立ち並び、まったく違う様相を呈しています。
金代山產藥膳坊
お目当てはここ。
店頭には大きな蛇と、そいつらの餌のラットたちが飼われています。美味しそう。
店主さんは日本語のできる方でした。勝手な想像ですが、観光客の為に練習したというよりかは、日本統治時代の名残だと思っています。彼の年(見た目)や、流暢さをみた感じ。或いは日本に住んでいた経験もあるのかもしれません。今度聞いてみようっと。
こういうとき、急に日本語で話しかけられても逆に困っちゃうんですよね。完全に外国語想定で話すので、咄嗟に出てしまうのは英語ですし、日本語で話すには心理的ハードルが高かったりします。不思議な感覚。
「何が好き?海老スープ?」(日本語)と聞かれたので、「蛇に挑戦したくって…」(英語)と返事をすると、「あぁ、そう…」(日本語)と言い、裏へと帰っていきました。そうしてすぐに運ばれてきたのは蛇のイロイロ。
この記事に分かり易く書いてあるので、気になったら見てみると良いと思う。僕は写真を取り損ねた。
蛇の血がフルーティで美味しかった。いろいろ混ぜていくとだんだん味が変化していって、毒を入れた時には結構味が刺々しくなったけど、それでも嫌な味ではない。味わったことのない不思議な感覚を楽しみながら、飲み干しました。
蛇のスープも、これまた美味しい。ただし、蛇の身は微妙だった。味は悪くない。しかし骨が多すぎる。食べ辛くて、肝心の味が分かりにくかった。
ただ蛇を食べられたというのは貴重な経験で普通に美味だったし、台湾旅行の大きな目的の一つを達成できたので大満足です。
阿宗麺線
ツイッタで教えてもらったお店。昨日も来た西門街、再び。
列、分かりづらかった。もしかしたら横入りをしてしまったかもしれない。そうだとしたら本当に申し訳ない。
「小的」と言って、小サイズを注文。店員さんのよそり方が面白い。
味は素晴らしい。鰹がよく効いたスープに、麺とモツがたまらない。最高。
ところでこれは@vctr_france から教えてもらった阿宗麺線のすぐ隣にあるセーラー服(@ricky_quikem )屋さん pic.twitter.com/L90sawaRNk
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月21日
こんなのを見つけた。
葱油餅
最初華西街観光夜市ですごい行列ができている店を見つけたんだけれども、あまりに時間がかかりそうだったので断念していた。すると、さっきの麺線屋の目の前に屋台を発見。値段は少し高かったけれども、食欲には勝てなかったよ…
下手に味を付けるのも嫌で、卵を乗っけるのはアレルギーが心配で、一番シンプルなものを注文。早速食す。美味しい。もちもち。めっちゃ美味しい。あとで調べてみたら何個かブログにも紹介されてて、どうやらとても人気の商品らしい。僕はそんなこと知らなかったけれども、ともかく本当に美味しい。旅先での出会いってやつだ。こういうのがあるから楽しい。
帰宅
今日のお酒はなんか美味しそうだった葡萄ジュース。
これまた全くアルコールの感じがしないです。
あまり酔いもせず、普通に寝ました。
ちなみに今日は22.9km、34097歩。
おやすみ諸君。
3/18(月)
おはよう諸君。
この日の計画、実は元のよりも大胆に変更しました。本当はこの日に小籠包を食べる予定だったのですが、既に食べちゃってるからね。でもこういうときに簡単に予定変更が出来るのは本当に良いね。一人万歳。
今日も今日とて朝食は外食。ベッドの寝心地が悪いせいか、アルコールのせいかは知らないけれども、眠りが浅いので簡単に起きることが出来る。
喜多士(朝食?)
歩いて向かうはホテルから2kmくらい離れている朝食屋さん。旅行動画でこの朝食屋さんを使っているのを見つけ、他の有名どこと比較してもここが一番近かったため選択。
ところで僕が日付表記にわざわざ曜日を入れてるのどうしてだと思いますか?実は或曜日は定休日のお店が多いんですよ。月曜日なんですけれども。
はい。
うーん。
困りましたね。
朝食が無くなりました。
無くなってしまったものは仕方ない、明日来ようと、次の観光へ。
行天宫
喜多士のすぐ近くにあるお寺?のような場所。門をくぐると、スピーカーからお経のようなものが聞こえてきます。内側の門もくぐると、経典を読む一般人、或人は立ち、或人は跪き、祈りを奉げる人々、そして彼等の前には、先ほどの声の主、休む間もなくお経を唱え続けるお坊さん。ここは観光スポットというよりも完全に地域に根差した場所でした。お参りの仕方も分からないので、他の人に合わせてお辞儀をしていましたが、ここ確か商売繁盛のところなんですよね。僕は商売をしていないので…
ともあれ、龍山寺に続き、この地方の人々の生活の一面を見る良い経験になりました。
こういうところを見るのが一番楽しい。
活泉(足つぼ)
行天宮のすぐ近く、マッサージ店です。全身にするか、足だけにするか悩みましたが、時間や費用と相談した結果足つぼのみ。
足湯に浸かりながら肩や背中をマッサージしてくれたのですが、僕はどうやらこういうのに向いていなさそう。くすぐったいのかどうかは僕自身あまり良く分からないのですが、すぐ力んでしまいます。こういうのを解消するためのマッサージ、という見方も出来るのかもしれませんが。
その後は足つぼを押してもらったのですが、前評判ほど痛くはない。少し期待外れなところもありましたが、それでも痛いところは痛かったので、少しでも効いていてくれたらうれしいなぁと思います。
足の疲れをとるため、という目的もあったのですが、どうせこの日も歩き倒したので大して意味はありませんでした。
お茶屋さん
名前は忘れた。林さんのお店が二つ。
600gで600元のお茶を、計300g購入しました。東方美人と、なんだっけ、凍りそうな感じのやつ。
この時は、お茶の葉は高いなぁと思っていたのですが、冷静に考えるとLUPICIAとかで売られている茶葉って50g600円とかしましたね。こっちよりよっぽど高い。そう考えるともう少し高いお茶を買っても良かったのかもしれませんが、いかんせん両替した現金が底を尽きそうだったので結果的にはこれで正解でした。
馒头
お茶屋さんから駅に向かう途中で、軽食を売ってる店がありました。どうせすぐ昼ご飯だからと悩んだのですが、せっかくなので買っていくことに。
馒头という単語、キクタンでちょうど出てきていたんです。この単語、和訳が「マントウ」なんですが、それくらい音を聴けばサルでもわかりますよね。和訳の意味を問いたい。
肝心の食品ですが、シンプルなパンと言った感じ。砂糖か何かでほのかに甘くなっています。結構大きいのでこれだけで全部食べるのは少し大変だなとは思いましたが、11元(40円)という値段を考えると十分です。
韩记
るるぶに載っていたお店@東門。山椒を効かせた激辛ラーメンらしい。激辛ラーメンと聞いては黙っちゃいられませんね。完全に寄り道になってしまうけれども、頑張って向かう。
ここにも日本語を話せるスタッフがいた。ついでに日本語のメニューも渡された。
辛さは小(これでも十分辛いらしい)。そしてなんとここではトッピングにアヒルの血を入れているらしい。そんなに流行りなのか?このメニューは。一昨日のリベンジを兼ねて、挑戦。頼むときに「アヒルの血入ってるけれども大丈夫?」と聞かれた。だったら最初から入れなくてもいいのでは?
待っていると店員さんに、「取り放題のスープがあるよ」と言われた。中にはグリンピースのようなものがたくさん入っている。
一口。甘い。まるでお汁粉。だがそのあとに豆の味が来る。多少青臭いと感じるが、決して嫌な感じではない。むしろただ甘いだけよりよっぽど良い。あっという間に飲んでしまった。
そうこうしている間に頼んだものが到着。おお、本当にアヒルの血がたくさん入ってる。スープもいい色で、値段の割には量が多い。いただきます。
これは僕の完全な失敗なんだけれども、辛さにもいろいろな種類があるのよね。中本のような恐らく唐辛子系の辛さと、ここのような山椒系の辛さ。山椒の辛さは、後にスーッと来る爽快感があるんだけれども、僕はその感覚がどうにも好きになれなかった。残念。
これは別にお店がどうこうという話ではなくて、僕の好みの問題。多分山椒の辛さが大丈夫な人であれば、とても美味しくいただけるはず。
台灣一品
山椒ラーメンを食べて相当腹も膨れたのだが、まだ食べなくてはならないものがある。生地を刀で削って麺を作るヤツ。もちもち感がたまらないらしい。
るるぶには別のお店が紹介されていたんだけれども、この店の店頭の看板を見てついこっちにしてしまった。
選ぶメニューは決まっているので早速注文。すぐに届いた。もちもち麺と、トマト入りのスープ、そして牛肉。
旨い。本当にうまい。びっくりした。声が出そうになった。想像以上にもちもちしてる。その麺とトマトの相性がたまらない。麺。麺。スープ。たまに牛肉。どれもが美味しく、既にあった満腹感を忘れさせてくれた。あっという間に完食。
ところでこれを食べている最中で舌を思いっきり噛んでしまったので、トマトとは別の理由で赤いスープになった。
芒果皇帝
有名なかき氷屋さん。でも僕はかき氷を食べに来たわけではない。もともとお腹はいっぱいだったし、夜にも食べる予定があるから。そんなに食ってたら腹を壊してしまう。タピオカミルクティーをお願いした。
相変わらずの量。蓋を閉めてから中身を入れているのか、強くつかむと接続部から液が漏れてしまう。仕方がないので机に置いたまま一口。うん、美味い。特にいうことはない。
本当はかき氷食べたかったなぁ。今度食べよう。
金龍芸品
なにか良いお土産屋さんないかなぁと思っていたら、2日目のツアーの集合場所がお土産屋さんであることを思い出した。早速向かう。
ここはもう完全に日本でした。日本語が普通に通じてしまう。少し残念。いろいろ試食はできたので、たくさん食べつつ、最終的にドライマンゴーを購入。パイナップルケーキは空港で買うのでね。
故宮博物院
有名な場所ですね。観光の定番スポットらしい。
年末、NHKで象牙多層球の番組がやっていたんですよね。そのころはそれがどこにあるかなぞ何も知らず、ただ響きの面白さにツイートを繰り返していたのですが、どうやらその象牙多層球がここにあるらしい。それだけで、ここに行くことを決めました。
他にも、白菜とか肉の石とかいろいろあるらしい。期待大。
アクセスがちと不便で、駅から遠い。従って、駅からバスで行く必要があります。が、これが曲者。乗ったは良いものの、どこで降りればよいかが分からない。バスの良い点悪い点については後述しますが、少なくとも故宮博物院に行く際には適当なバスでなく紅30を選んだ方が良いです。
で、回りました。
以前フェルメール展に行った同クラが、こんなことをツイートしていました。予備知識なしで行ったことをめっちゃ後悔していると。その気持ちがこの時少し分かりました。
とてもたくさんの作品が並んでいます。多分すごい作品なんだろうなァとは思うのですが、肝心のそのすごさが僕にはあまり伝わってこないのです。その点については少し反省。
象牙多層球は無事に見れました。近くで見れば見るほど、これが本当にそんな作られ方をしているとは思えない仕上がりです。
有名作品の二つ——白菜と肉の石——は、残念ながら見れませんでした。前者は台中の兄妹博物館に展示中、後者はなんとアメリカに出張中です。びっくり。下調べをもう少しするべきでしたね。
さて、僕は予備知識を得なかったことを彼ほど後悔しているわけではありません。理由はいろいろですが、まあそんなことは別にいいのです。僕の中で納得してさえいれば。
士林夜市
バスで士林駅へ。するとそこで、日本人老夫婦から声をかけられました。彼等も士林夜市に向かうところだったらしく、一緒に歩くことに。
彼等もスマホの類は持っていなかったらしく、一緒に道に迷いながらなんとかたどり着けました。楽しかった。
にしても、素敵な夫婦でした。
そういえば今日見知らぬ日本人老夫婦と話をして、なかなか面白かった(?)
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月18日
旦那さんは地図を見ながら自分で確認していく人なのに対して、奥さんは現地の人にどんどん聞いていく人で、そんな逆にも思える性格のふたりが時折話をしているときに見せる幸せそうな笑顔に、僕までも幸福感を味わった
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月18日
一度夜市で別れた後に偶然もう一度会って、やはり仲が良さそうな二人だった
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月18日
ああいうふうにアクティブに活動できるような人生を送りたいなぁ。
辛發亭(かき氷)
今日のお目当てはここ。
今や台湾の名物の一つとなったかき氷ですが、その発祥はどうやらここらしいです。
大人しくおすすめの抹茶かき氷を注文。家族経営なんですかね?若い人2人とおじちゃんおばちゃんで経営してました。
うん、美味しい。所謂有名店のようなふわふわ感とまではいかないけれども、それでも十分美味しい。これで80元なので、結構お得。満足しました。
大饼包小饼
空腹感はまだ多少あったので、地下街へ。本当はホットドッグ風のものを食べたかったんですけれども、月曜は定休日の原則にもれず休みだったので、代わりに名前の似ているこれを選びました。
作り方が面白い。バンバン叩く。うまく口では言えないけど、パイ生地で包んだ中身をバンバン叩く。ピーナッツ味を注文したけれども、美味しかった。
寧夏夜市
せっかくだしここも寄ってみようと思って。
歩いていると、前に制服姿の女子高生を発見。日本語を話しているので、多分修学旅行ででも来たんでしょう。他の施設でも何組か高校生を見かけました。にしても、夜市に制服で来るってどうなんでしょう。治安面でもそうですが、制服に臭豆腐の臭いが染みつくのは流石にかわいそうと言わざるを得ない。
いろいろ回ってみましたが、あまりピンとくるものがなかったので退散。
遼寧街夜市
ホテル近くの夜市です。
ここは観光客向けのものではなく、完全に地元の人たちでにぎわう感じでした。アクセスも悪かったけれども、一番素の姿が見えた気はしました。
鵝肉城
ガチョウ肉専門店です。
店主さんと必死に中国語で話をしたのですが、あちらの方がとんでもない勢いで話してくるのでなにも分かりませんでした。
とりあえず我想吃鹅肉と叫んだ後に、あちらの方が「1つ?2つ?」と聞いてきたので2つ!と答え(当然中国語)、支払いに戸惑いつつも何とか購入。このころになると金額はそれなりに聞き取れるようになってきました。
持ち帰り、ホテルで食します。お供となるお酒は、台湾ビールの葡萄味。
まずはガチョウから。…美味い。本当に美味い。ジューシーさ、濃厚な味、全てが完璧。僕の文章力の無さが悔やまれる。そしてビールもよく合う。フルーツビールだとビール特有の渋みが大分軽減されて飲みやすくなっており、僕でも楽しみながらこれらを食することが出来ました。
やー、最高の気分。残ったビールを飲みながら明日の飛行機とかお土産とか朝食とか確認しつつ、寝床に。
今日は21.9km、31548歩。
おやすみなさい。
3/19(火)
おはようございます。
朝から5kmウォーキングする旅行計画を立てる阿呆はどこのどいつだ?僕です
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月19日
喜多士(朝食)
リベンジ。
流石に今日は開いていました。開いていなかったら絶望して帰国しないところだった…
中に入るとメニューを渡されます。僕が参考にした動画はちょうど1年前くらいのものだったんだけれども、その時と随分様子が違いました。メニュー表も日本語表記が追加されていたし、容器も変わっていました。
箸が割り箸の個包装になっている食事処は初めてだったかもしれない。
大人しく、動画通りに注文してみた。豆乳のようなものと、卵焼きをパイ生地で包んだようなもの。
前者はとてもやさしい味。これまで散々味の濃いものを食べていた分、朝食はこういうのが良いのかもな、と思いました。動画を真似して、ソースをかけてみたけれども、こちらの方が美味しいかも。
後者は、もう本当に美味しい。リピートしたい。とにかく美味しかった。ぜひ。
馒头を一つ、おやつ用に持ち帰りです。
空港へ
もう時間がないので、空港に向かいます。
time to leave here
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月19日
まだベッドとちょめちょめしてる
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月19日
疲れたので全然出かけられなかった。
この後食事券つかってコーヒーを飲んで、チェックアウト。空港へ向かいます。
さて、台北駅で乗り放題券をかざすと、なんとゲートを通れません。何度やってもダメ。係員さんに聞いてみて、ようやく理由が分かりました。この券はあくまで台北市内乗り放題券であり、空港行きのMRTは市外になってしまうから使えないとのこと。
うーん、せっかく空港までの道のりが得できるからと購入したのに、数百円を無駄にした気分です。悲しいですね。
空港に向かう列車からの景色、とても中国って感じがするな(?)
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月19日
皆さんがどんなイメージを中国に持っているかわかりませんが、僕の持っているイメージそのままの光景が広がっていました。気になる人は乗ってみよう。
空港では、微熱山丘という有名なパイナップルケーキをいくつか購入しました。まだ食べていないけれども、きっとおいしいんだと思います。
追記:食べました。他のはパイナップルが完全にペースト状になってる気がするのですが、これは全然違いました。パイナップルが残っている。食べ応えが全然違う。他のより少し高かったけれども、全然アリです。買う人は、新光三越などのその場で食べられるお店に行くと良いかもしれません。空港の支店では、10個入りを買うだけしかできず、試食もなにもできませんでした。
機内
隣の人は中国人のカップル。この人たち、食事が来ると運んでくれたり、荷物を下ろすのを手伝ってくれたりして、本当にありがたい。飛行機を降りてから改めてお礼を言いに行ったけれども、良い人だった。最後のGood Byeの笑顔がとても明るい。
機内食はBeef。またもやハーゲンダッツ。美味しい。キャセイだからなのかな?行き帰り共に機内食がとても美味しかった。一番安かったからという理由で選んだけれども、ここの航空会社で本当によかった。
ドリンクを一緒に貰えるので、白ワインを貰った。本当は赤ワインを飲んでみたかったのだが、飛行機の音でうまく会話が出来なかった。うむ、美味しい。そのあとなにやら手足がおぼつかなかったので、多分少し酔っていたんだと思う。
何はともあれ無事着地。
入国のスタンプ押してもらうところで日本人相手に思いっきりThank You!って言っちゃったのすごく恥ずかしい。日本のパスポート出したから僕が日本語話者だって向こうも知っているはずなのに。
飛行機が大分遅れていたので、早めに家に帰る。
そんなわけで、5日間での徒歩移動距離86.3km、126793歩にわたる旅は終了。
インターネットの常に通じる環境にいまいち慣れない。電車の中で飲み物を飲める環境に慣れない。日本語が第一言語として話される環境に慣れない。
そんなことを当日は思ってもいたものだが、3日経った今ではすっかりそんな感覚など忘れてしまった。5日間の付け焼刃なんてそういうものだ。
だからこそ、定期的にこういう経験をしたいな、とも思ったりした。普段の当たり前を当たり前では無くしてくれる、そんな経験を。
思ったこと
日本語が一種ブランド?
例えば日本の商品で、○○'s とかってあったら少しかっこいい感じがしますよね。え?しない?僕はします。多分日本では英語などの言語がある種ブランドのようなお洒落なものになっているのでしょう。それと同じことが、台湾でも起こっているのかなぁと思いました。代表例は極度乾燥(しなさい)ですね。それ以外にも、中国語の中で本来は「的」が入るだろうところに突然「の」が入ったり、或いは日本のチェーン店がそのまま日本語を引っ提げて開店していたり。日本語母語話者からすると違和感しか覚えませんが、中国語母語話者からするとそれらを良いと感じるんでしょうか。あくまで僕の勝手な想像ですが。
コンドーム
駅のホームの広告に、大きくサガミとかオカモトとかの0.02mmが宣伝されていました。日本にもありましたっけ?僕は多分見たことがありませんが…。全然確証はありませんが、比較的そういう方面に明るいのかなぁとも。
ちなみにこれも、上で言った日本語云々の一例です。
適当さ
こっちの人間、適当に仕事してる感がバリバリ出てて好き
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年3月16日
空港の人間がスマホで動画見ながら仕事してたり、店員がめっちゃ気怠げに対応したり、駄弁りまくりながら仕事したり
このくらいが良いんじゃないかなあ(?)
これは結構強く感じたこと。
あまり気を張って生きていると疲れちゃうもんね。
このくらいで仕事ができる、或いは仕事をするのが許される社会になってほしいなぁ。
本
僕はこの旅行中、常にセキュリティポーチに入れて持ち歩いていたものが3つありました。パスポート、財布、そして芥川。
ネットの無い一人旅において、本ほど僕に休息を与えてくれるものはありませんでした。電車の中、観光地の待ち時間、お茶屋さん、どんなところでもパッと取り出して読める、そんな存在。改めて本の偉大さを再確認しました。
芥川、晩年の作品が結構好きだったり。
MRTとバス
台湾の主な交通機関に、MRTとバスがあります。
MRTは大体日本の鉄道(主に地下鉄)と似たようなものなのですが、優れていると感じた点がいくつかあります。
まずはホームドア。恐らくすべての(少なくとも僕の訪れたすべての)駅にホームドアが整備されていました。当たり前にも思えますが、素晴らしいことのように感じました。
続いて、分かり易さ。台北では、もちろん例外もありますが、多くの路線が直交しています。さらに、各路線は色で区別されており、例えば電光掲示板の英語の案内にはGreen LineやOrange Lineのように書かれています(もちろん正式名称もあります)。そのため地理が把握しやすく、乗り換えも相当楽でした。直感的で分かり易い、良い表記だと思います。
最後に、値段。日本と比べると圧倒的に安いですね。まあ物価のせいもあるんでしょうが。気軽に利用できます。
ただ、飲食禁止に関しては少しやりすぎではないかと思いました。電車の中はまだ分かりますが、ホームまで飲食禁止というのはいささか厳しすぎるように感じます。この時期ならまだしも、夏とかは辛そうです。なにかこれを制定するに至る理由とかがあったんですかね?
あと、揺れや加速度はこちらの方が大きかったです。立っている時にはしっかり捕まっていないとすぐ体が振られてしまいます。
ただ、それらの点を差し引いても、とても良いサービスだと感じました。
バスも有力な交通機関の一つです。日本だとそこまで主力ではありませんが、ここでは随分と役に立っているように思えました。
まず、運賃は市内一律15元(およそ60円)です。その安さもさることながら、一律料金なので、支払いは乗る際にのみすればよく、また多くの人がカードを持っているので、大変スムーズに運行していました。
さらに、状況把握が大変行いやすかったです。バスにはそれぞれ番号が付けられており、バス停にはそこに止まるバスの番号と、その停留所全ての図がありました。さらに、あと何分くらいでバスが付くかの目安を表示する電光板が殆どのバス停にありました。つまり乗る際には、自分がどの番号のバスに乗るかを確認していれば、およその待ち時間を知ることができるのです。これは大変便利な機能だと感じました。
ただ、一部のバスは降車がとても不便です。地元民向けだったのでしょうか、アナウンスもなく、電光掲示板も(少なくとも僕の見る限り)無かったので、どのタイミングで降りたらよいのか全く分かりませんでした。
バスは今回たくさん使ったわけではないのであまり分かりませんが、それでも相違点や優れた点をいくつも発見できました。
一人旅たのしい
始めての一人旅だったんだけれども、想像以上に楽しめた。
第一に、自由さ。どこに行ってもいい、どんな計画を立ててもいい。
朝の行動開始時刻も選べるし、そこからここに行って、急に変更してここに行って、あそこに行って、結局20kmも歩いちゃって、そんな計画を立てても誰にも何も言われない。その分、楽しめるか否かは自分の下調べや決断にかかってくるわけだけれども。
今回の旅行では結局10万円ほど使ってしまったんだけれども、それだけのお金をかけるに値する経験だったと思う。来年もまたどこか海外に行きたいと強く思った。
積ん読/積んゲー消化進捗
タイトル通り。
ツイッターでも良いんですが、リプツリー探すのが面倒なのと、一つにまとめたいという思いがあったので、ここに書くことにします。
多分。
n日坊主にならなければここにたくさん書き込まれていきます。
ネタバレはほぼ入れていないので、安心して読めると思います。
1/30
星新一「気まぐれ指数」
ぐるんぐるん、ぐわんぐわん、ふふっ。
人間味がある。
それぞれの物語は数十頁なので、お風呂の中で読むのに丁度よかった。それぞれの物語、といっても、それらに繋がりはあり、実質的には全体通して一つの物語なわけですが。
星新一、という名前でショートショートを思い浮かべるだろうけれども、これは違うらしい。「私の唯一の新聞連載であり、また珍しく風俗小説なのである」とは彼の言。実際、登場人物には各々名前が付けられている。「彼」、「紳士」、「エヌ氏」ではない、れっきとした名前である。
僕自身てっきりショートショートだと思って読み始めたので、最初は戸惑ったが、読みやすく分かり易い内容だった。凄く面白かったか、と言われると、正直なところ言葉に詰まるものの、「ぐるんぐるん、ぐわんぐわん」物語が進み、「ふふっ」となる、面白い物語。
1/31
中村文則「去年の冬、きみと別れ」
あわわ。
再読する。
2/2
星新一「夜のかくれんぼ」
最初「夜のピクニック」と間違えちゃった。未読。
特に感想書く必要もありませんよね、古本屋で100円で買えるので、ぜひ。
ところでどうしてタイトルが「夜のかくれんぼ」なんだろう、そんな物語は収録されていなかったのに…
再読すればわかるかな?でも当分はしないと思う。
1001編もあるんだもの、新しい方に引き寄せられてしまうのは仕方ないね。
僕が小学生のときには図書館にあったこの本で一度全編制覇してて、でもやはり、記憶には残っていない。今回読んだ中でも、数個しか覚えていなかった。
いつか余裕が出来た時、買えたらいいですね。
2/7
星新一「安全のカード」
まずは、あとがきより。
<quote>読者の多くは、私の作品を読み「あっ」か「ふふん」だろう。</quote>
ふふん。
お墨付きをもらえましたね。
1/30の「気まぐれ指数」の感想である、「ふふっ。」はあながち間違いではなかったようです。
星新一さんの本はどうにも面白い。この一編で終わりにしよう、と思っても、読み終わったときにはつい次に目を移してしまう。ショートショートと言う名の如く、その短さこそが、なにやら悪魔じみた魅力を僕の前に現してくれるのです。かな?
2/9
中村文則「去年の冬、きみと別れ」再読
彼を初めて知ったのは、「土の中の子供」。月並みな言葉でしか表現できないことを悔しく思うが、圧倒された。一目惚れと言っても良い。淡々と、着実に、力強く物語は進む。心臓を掴まれ、息が詰まり、物語に吸い込まれる「錯覚」を、はっきり味わった。
先日、彼の本を二冊購入した。そのひとつが、この作品である。彼を知る前から作品名だけは知っていて、てっきりラブコメか何かだと思っていたのだが、どうやら違ったらしい。彼にとっては十三作目、相変わらずの文体。といっても今回は会話や独白が多かったが…「錯覚」を味わえたという点では相変わらず。少々物語が唐突な気もしたが、僕の読解力不足であろうか、それともミステリーとはかくあるものなのだろうか。
僕はまだ完全には伏線を回収しきれていない。もう一度、いや三度は読もうか。「土の中の子供」は何度も読み返してしまった。それでもなお、彼の本の魅力は薄れることはない。
この本を読む前に裏表紙を見ることは勧めない。前知識なしで、この物語、彼の物語に浸ってほしい。
2/19
金田鬼一「グリム童話集」
久々の更新。最近は短編を、少し読んではやめ、少し読んではやめ、を繰り返していたので、なかなかここに書ける程度にきりが良いところまで読めなかったんですよね。
さて、グリム兄弟は有名ですね。言語学者にして、グリム童話を紡いだ二人。灰かぶり、ブレーメンの音楽隊、など、有名な作品を数多く残しました。
ここ最近意識していることに、いわゆる「有名作品」を読もう、ということがあります。三島由紀夫、芥川龍之介、夏目漱石、彼らの作品を私はこれまであまり読んだことがありませんでした。そして、昔話、童話も然り。以前古本屋で手に取ったグリム童話集を、思い立ったが吉日、読んでみようと思ったわけです。
序文より
— るあしー (@Rua_Rua_mec) 2019年2月17日
「グリム童話は児童の世界の聖典である」
「グリム童話は『久遠の若さ』に生きる人間の心の糧である」
ふーん
ほんまか?
これが、初日に読んだときのツイート。
この思いは、今も変わっていません。
残虐な描写が大変多く、とても一般向けとは、「児童の世界の聖典」とは、思えません。僕は結構こういうの好きですが。
形式といいますか、大まかな流れは、全体を通して似通っています。よく言えば分かり易い、悪く言えば単純な、短編集。また魔法使いか、と誰もが思うでしょう。
ただ、「教養」を身につけられたのは良かったです。恥ずかしながら、有名な作品もあまりストーリーを覚えていなかったので。
実はまだ全部読んでいないのですが、また気が向いたら再開しようかなと思います。
2/23
Pony Island
Steamで遊べるゲーム。
これを読んだ人にはぜひ早急にこれを購入していただきたい。
や、良いので。
ところでネタバレが致命的だという情報それ自体が一種のネタバレのような気がしてならない。
2/28
中村文則「銃」
うーん。
彼の処女作、銃を拾った青年の話。
彼らしくはあるんだけれども、僕の中の彼らしくは、僕の惚れた彼の文章らしくは無かった気がする。尤も、何が違うのかは、僕自身はっきりとは分からない。
期待が高すぎたのかもしれないが…
少しだけ言語化に挑戦してみようか。
彼の文章は、他と比べ淡々と進んでいく印象があり、だからこそ細かな機微を鋭く射貫くことが出来るし、正確である種客観的な描写ができる。しかしその淡々とした文章は、同時に退屈なものになってしまう危険性を孕んでいるだろう。今回の作品は、特に前半、その穴に嵌ってしまっていたような気がする。
それでも良い作品であることに変わりはないが。もう少し彼の作品に触れてみないと何とも言えなさそう。
3/4
伊坂幸太郎「グラスホッパー」再読
森博嗣「詩的私的ジャック 」再読
3/5
森博嗣「封印再度」再読
3/7
森博嗣「幻惑の死と使途」
3/8
森博嗣「夏のレプリカ」
3/9
中村文則「土の中の子供」再読
中村文則「蜘蛛の声」再読
3/11
マーク・ピーターセン「心にとどく英語」